
【ニューストピックス~6月20日】乗車エリア外でも自動で精算/ほか
三井住友カードは6月20日、7月1日より、総合交通アプリ「Pass Case(パスケース)」に、エリア外自動精算機能を追加すると発表した。「Pass Case」では、交通事業者が設定するエリアや経路などで利用できる企画乗車券を取り扱っており、これまで対象エリア外にまたがる乗車では、駅の窓口などで運賃精算が必要となっていた。今回の機能追加により、対象エリアを超えて乗車または降車した際にも、あらかじめ登録したタッチ決済対応カード(Apple PayおよびGoogle Payは不可)を改札機の専用端末にかざすだけで不足分の運賃を精算することが可能となる。

【ニューストピックス~6月19日】AIで決済機能の実装を支援/ほか
GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)は6月19日、連結会社であるGMOイプシロンが提供するスタートアップ向けオンライン決済インフラ「fincode(フィンコード) byGMO」が、国内の決済サービスプロバイダ(PSP)として初めて「MCP(Model Context Protocol)」に対応したと発表した。「fincode byGMO」はAPI設計やSDK、多様な決済手段を備え、スタートアップや成長企業の迅速で柔軟なサービス立ち上げを支援してきた。今回のMCP対応を契機に、AIエージェントと連携し、対話を通じて決済機能の実装や操作が可能となる。同日より、開発者評価版の提供を開始し、利用検証の協力企業・開発者を募集する。

PayPayが上場に向けた準備を開始、キャッシュレス市場のシェア2割に
LINEヤフーは5月7日、同社の連結子会社であるPayPayが上場を目指して準備を開始したと発表した。同日午後に開いた2024年度通期および第4四半期決算説明会の中で明らかにした。LINEヤフー・代表取締役社長CEO(最高経営責任者)の出澤 剛氏は、「上場後もLINEヤフーはPayPayの事業と企業価値拡大に関与していく。PayPayが決済アプリから総合金融プラットフォームへの飛躍を力強く実現するための1つの手法だと考えている。資本市場の力を借りることで経済圏拡大を加速させ、さらなる成長に打って出たい」と説明する。

発売初日にデジタル1日乗車券「のりおりくん」で江ノ電ぶらり旅、「クレカで買って・クレカで乗る」のわかりやすさを体験してみる
国際決済ブランド対応のカードやスマホをかざすだけで、電車やバスなどの公共交通機関にそのまま乗車できる「タッチ決済乗車」に、首都圏ではいち早く対応した江ノ島電鉄。その江ノ電で、今月初旬から同じく国際決済ブランドのタッチ機能を利用した新しいサービスが始まった。三井住友カードが提供する総合交通アプリ「Pass Case」を通じて販売開始になったデジタル1日乗車券、「のりおりくん」の使い勝手を導入初日の江ノ電で思う存分体験してきた。