
11月8日から10日の3日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された「鉄道技術展2023」(主催・産経新聞社)。鉄道・交通システムを中心に、インフラ、施設、電力、輸送、運行管理、車両、インテリア、旅客サービス関連など、ふだんあまりお目にかかれない鉄道分野の技術の「裏側」が覗けるような展示内容で、2010年から開催されている。今年の来場者数は3万5,000人で、昨年との比較では70%増の大入りだった。近年では切符や交通系ICカードに加えて、さまざまな認証方法を受け入れる動きが鮮明になりつつある自動改札機だが、デモとはいえそれらを実機で体験できると聞いて、喜び勇んで会場へ向かう筆者であった。