Visaは11月12日、同12日から15日にかけてシンガポ―ルで開催されたSingapore Fintech Festival 2025 において、Visa Intelligent Commerceをアジア太平洋地域へ拡大すると発表した。AIエージェントが消費者の代わりにショッピングや支払いを行う「AIエージェントコマース」を推進する施策で、これまでのパートナーシップを活かして新たなセキュリティプロトコルや試験プログラムを導入し、戦略の新たな一歩になるという。Visa Intelligent Commerce の中核となる Trusted Agent Protocolは、AI時代に必要な保証を加盟店に提供するために設計された枠組み。加盟店はこれにより、正当な購買意図をもつAIエージェントを識別・検証でき、急増するAIトラフィックに伴う懸念を軽減できる。エージェント固有の暗号署名により取引の安全性が確保され、悪意あるボットとの区別が可能となる。