【ニューストピックス~11月17日】ビザ AI代理コマース拡大へ/ほか
Visaは11月12日、同12日から15日にかけてシンガポ―ルで開催されたSingapore Fintech Festival 2025 において、Visa Intelligent Commerceをアジア太平洋地域へ拡大すると発表した。AIエージェントが消費者の代わりにショッピングや支払いを行う「AIエージェントコマース」を推進する施策で、これまでのパートナーシップを活かして新たなセキュリティプロトコルや試験プログラムを導入し、戦略の新たな一歩になるという。Visa Intelligent Commerce の中核となる Trusted Agent Protocolは、AI時代に必要な保証を加盟店に提供するために設計された枠組み。加盟店はこれにより、正当な購買意図をもつAIエージェントを識別・検証でき、急増するAIトラフィックに伴う懸念を軽減できる。エージェント固有の暗号署名により取引の安全性が確保され、悪意あるボットとの区別が可能となる。
【ニューストピックス~11月14日】TIS、JPYCと協業で合意/タイプA・B試験の新規格準拠/ほか
TISインテックグループのTISは11月14日、JPYCと電子決済手段(以下「ステーブルコイン」)の普及に向けて、共同で事業化の検討、新たなビジネスの創出、顧客開拓や事業推進を行うための基本合意書を2025年10月31日に締結したと発表した。今後は、TISが提供する「ステーブルコイン決済支援サービス」でJPYCが発行・償還する日本円建ステーブルコイン「JPYC」を取り扱うことにより、サービス利用事業者は自ら決済システムを構築することなく、国内外の消費者に対しより利便性の高い決済手段を低コストかつ短期間で提供できるようになるという。2026年春から夏にかけて実施するPoC(実証実験)でサービスの有用性を検証後、2026年内に「ステーブルコイン決済支援サービス」の正式提供開始を目指す。
年間700万円以上カード利用で年会費実質負担なし、最上位ランクのVisa「インフィニット」を三井住友カードが発行開始
日本国内で初めて、Visaブランドでは最上位ランクに当たる「Visa Infinite(ビザ・インフィニット)」の一般募集がスタートする。発行するのは三井住友カードで、日本国内のキャッシュレス比率の高まりに伴い、同カードがターゲットとする「年間700万円以上のカード利用」層の獲得が十分に狙える規模に育ったと判断した。来春には三井住友銀行と一体化した「Olive」ブランドでも「インフィニット」を投入する。
【夏休みスペシャル】顔認証でゆく、2025大阪・関西万博ツアーズ 〜 ひと筆書きでどこまでいけるか?(後編)
(前回のあらすじ)10月13日の閉幕まで残すところ約2カ月となった「大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)」の会場へ、せっかくなので各所の顔認証サービスを体験しながら、乗りつないで移動してみようと思い立った筆者。日暮里から成田空港へ、そして関西国際空港から南海電車、Osaka Metroと乗り継ぐ長旅を経て、ついに万博会場の入場ゲートで顔認証を突破するところまでたどり着いた。万博会場内は「完全キャッシュレス」なだけでなく、顔認証とキャッシュレスを組み合わせた『顔決済』にも対応しているという。



