【写真で見る】Squareが「持ち運び」に特化した新決済端末を追加、コンパクトな筐体にバーコードリーダーも内蔵

スマホさながらの外観、Belkinの専用保護ケースも

 Square(スクエア、本社:⽶国ブロック社)は7月23日、同社が提供する決済端末の新製品として「Square ハンディ」の提供を開始したと発表した(画面1)。Squareオンラインショップでは4万4,980円(税込み)で購⼊できる。
 対応する決済方式は、タッチ決済​(NFC)、電子マネー​(交通系IC、​iD、​QUICPay、​Apple Pay​)、クレジットカード決済(ICカード​/EMV)、QRコード決済(Square POSレジ経由で受付)。磁気ストライプ​は、別売りの​磁気ストライプ専用Squareリーダー経由で対応する。決済手数料は、他のSquare端末と同様に、対面取引で2.5%(年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満の場合)からとなる。
 ほとんどスマートフォンと見間違えそうな外観(画面2)だが、本体の重量は300グラム強、厚みは約2cm、6.2インチの画面にはゴリラガラス製タッチスクリーンを採用し、IP54準拠の防塵防滴性能を備える。1,600万画素のカメラとは別に、バーコードスキャナーも内蔵しており、客席で注文を受け付けたり、商品の在庫管理などに利用できるという(画面3)。プリンターは内蔵しない。充電式のバッテリー駆動と、電源につないでの使用のどちらにも対応する。
 スマホの周辺機器メーカーとして人気を誇るBelkinと提携し、Squareハンディ専⽤のケースもオプションで販売する(画面4)。ブラックとグレーの2色展開で、販売価格は5,400円(税込み)。
 「ハンディ」の名前が付けられた通り、持ち運び用途を念頭に開発された。カフェや飲食店、混雑する⼩売店などの「現場向け」に特化して設計されている(画面5)

写真1 (右側からスマホのタッチ決済がかざされているのを)待ち受けている左側の端末が「Square ハンディ」。一見、ほとんどスマホと変わらない外観が特徴的

写真2 「Square ハンディ」の表面と裏面。カメラとバーコードスキャナーの搭載部分に膨らみがある

写真3 バーコードスキャナーが内蔵されているので、いわゆる業務時間中のハンディスキャナ用途にも使用できる

写真4 持ち運ぶ機会が多いだけに、Belkinの保護ケースが活躍しそう

写真5 開発中のラフスケッチ。この時点ですでにオシャレ

 

 

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多田羅 政和 / Masakazu Tatara

電子決済マガジン編集長。新しい電子決済サービスが登場すると自分で試してみたくなるタイプ。日々の支払いではできるだけ現金を使わないように心掛けています。

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