小学館の幼年児向け雑誌『幼稚園』。過去にはコンビニATM、セルフレジ、自動改札機などを付録として世に出し、少年少女だけでなく、現在キャッシュレス業界で汗を流す人たちのハートにも小さな火を灯してきた。その2025年2・3月号(2024年12月26日発売)では、ついにコード決済が付録に登場した。正真正銘、本物の決済音が鳴る「PayPayのスマホ」である。
雑誌の本文では「キャッシュレスけっさいのひみつ」も解説
『幼稚園』を読むくらいのお子さんだと、お父さんお母さんのお買い物に付いて行って、とにかくもう手持ちぶさたなので、バタバタしたり、お店に並んだ商品やポスターを眺めたり、買い物バッグへの袋詰めを眺めたりすることは多いと想像される。当然、レジでのお支払いの場面も、「何やってるんだろう〜」な気持ちでじっと見つめているに違いない。
そのタイミングでスマホを出して、「ピッ」と店員さんに画面をスキャンしてもらっているお父さんお母さんの勇姿も目に焼きついているだろう。店員さながらにバーコードリーダーをスマホにかざすと「ペイペイっ」と鳴いてくれる「PayPayのスマホふろく」は、そんな子どもたちにとって最高のオモチャともいえる。付録セットとしては「すごろくシート」とお店で売っている「商品」などが同梱されており、PayPay音を鳴らしながらみんなですごろくを楽しむこともできる。
雑誌の本文にも「キャッシュレスけっさいのひみつ」が3ページに渡って解説されており、物々交換からお金の誕生、そして最新のキャッシュレス決済の種類まで言及されている。
決済事業者からすれば、本企画には将来の青田買いにもつながる狙いもあるのだろう。ただ、「支払い」という行為の形態がここまで急激に変化しているこの時代を象徴する好企画として評価したい。
電子決済マガジン読者の皆さまも、ぜひ、その目とその耳で実機をご確認ください。

写真 いつもの紙ベースの付録と違って、「PayPayのスマホふろく」の組み立て要素は少なめ。PayPayの「壁紙」は3枚が用意されていて交換できる
動画 バーコードリーダーをかざす(押し付ける)と本物の決済音が鳴る
■Amazon.co.jpの商品リンク(幼稚園 2025年2・3月号の定価(特別定価)は税込み1,390円なので、高額転売に注意)