【ニューストピックス~6月5日】クラーナ、新ビザ・デビット試行/ほか

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Visaは6月3日、KlarnaがVisa Flexible Credentialを利用し、WebBankが発行する、柔軟な決済オプションを組み込んだ新しいデビット商品である「Klarnaカード」を試験的に導入すると発表した。Klarnaカードは、消費者が追加債務や金利手数料を負担する可能性のある従来のクレジットカードとは異なり、世界中の1億5,000万以上のVisa加盟店で、オンラインでも店舗でも、必要なときに即時支払いや後払いができるようになる。Klarnaカードは現在米国において試行中で、今年後半に予定されている米国と欧州での広範な展開に先立ち、利用体験を洗練させるための評価を集めている。

(出典:SBペイメントサービスの報道発表資料より)

【ニューストピックス~6月4日】SBPS、欧PSPと資本提携/ほか

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SBペイメントサービス(SBPS)は6月3日、EUおよびアジアで現地決済手段と国際的な決済プロダクトを展開するNOMU PAY LIMITED(本社:アイルランド・ダブリン、以下「Nomupay」)と資本・業務提携契約を締結したと発表した。この提携により、SBPSは関係当局の許認可取得などを前提に、Nomupayに約4,000万米ドル(約58億円)を出資し、株式13.8%を取得する予定。あわせて、SBPSグローバル事業推進本部 本部長の酒井 暁氏がNomupayの取締役に就任した。SBPSはソフトバンクの「Beyond Japan」方針のもと、国内外での決済事業の拡大を進めており、グローバル展開を加速している。一方、Nomupayは欧州・中東を基盤に、アジア市場への進出を積極的に進めてきた。両社の戦略的方向性が一致したことから、今回の提携に至ったとしている。

台湾ユーザーも日本のメルカリから直接購入可能に、越境取引の流通総額は前年比3.5倍

メルカリは8月29日、台湾在住のユーザーが「メルカリ」に会員登録すれば、日本で出品された商品を購入できるようになったと発表した。台湾ユーザーはアプリではなく、Web版の「メルカリ」を通じて購入する(画面1)。当初は購入のみ利用でき、出品には対応していないが、今後の提供を検討する。今後は法人が出店する「メルカリShopos」の事業者にも対応していく予定。

キャッシュレスで呑みたいのなら福岡へGO! 中州の屋台村でQRコード決済に酔いしれる

日本政府の旗振りもあって、キャッシュレスの波は今や日本全国に広がりつつある。こうした時流に乗って自治体と決済事業者の連携も相次いでいるが、とりわけ活気付いているのが福岡市だ。行政として掲げた実証事業がその牽引役だが、QRコード決済に取り組む事業者による陣取り合戦がすでに始まっている。全国的にアツかった今年の夏、福岡市は果たしてキャッシュレスの聖地となれるだろうか。そんな思いを胸に秘め、まずは乾いた喉を潤そうと中州の屋台村を目指す筆者であった。

コラム

「Faceレス」の意味、わかりますか? 〜 インドがキャッシュレス化計画で掲げた言葉の深い意図

「OMO」「DLT」などなど、毎日のように新しい言葉が生まれては消えていくIT業界。それと地続きの電子決済業界でも新しい言葉に出会うことは珍しくないが、「明らかに意味がわかるのに、意味がわからない」言葉に出会う機会はそんなに多くない。筆者が出会った「Faceレス」について、言葉の意味を探る旅に出てみよう。

コラム

LINE Payが目指すのはApple Payのポジション、そしてリブラの世界観か?

LINE Payは6月27日、千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターにて開催した事業戦略発表会「LINE CONFERENCE 2019」の中で、LINE Payに関連するいくつかの発表を行った。すでにアナウンスされていたVisaブランドの提携クレジットカードの発行元がオリエントコーポレーション(オリコ)であること、コード決済の加盟店アライアンスに「d払い」のNTTドコモが加わることなど、いくつかのサプライズも含まれていたが、筆者にはやや肩透かしの印象に映った。そこで本稿では、発表会のレポートに加えて、筆者なりの疑問点や分析も交えつつ、少し大胆にLINE Payの今後の展開を予想してみたい。

コラム

【日経連載コラム】「10周年を迎えた『電子決済-Next』パネルディスカッション 目標値ありきでなく、あらためてキャッシュレス化の意義を考えた3日間」掲載更新のお知らせ

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日本経済新聞社『リテールテックJAPAN』ウェブサイトのリレーコラム(電子決済・ICカード国際情報局)が更新されましたので、ご紹介します。今回は電子決済研究所・代表取締役社長の多田羅 政和が執筆いたしました。