【ニューストピックス~11月19日】コイン+、銀行APに残高表示も/ほか

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リクルートと三菱UFJ銀行が共同出資する子会社のリクルートMUFGビジネス(以下、「RMB」という)は、RMBが提供する決済ブランド『COIN+(コインプラス)』が2025年 11 月19日から三菱UFJ銀行が提供するインターネットバンキング「三菱UFJ銀行アプリ」と連携を開始すると発表した。「三菱UFJ銀行アプリ」のトップページから『COIN+』にログイン、または新規アカウント登録することで、アプリ画面上に『COIN+』の残高が表示され、決済やチャージ機能が利用できるようになる。『COIN+』にはRMBが提供する送金アプリ『エアウォレット』にも組み込まれており、『エアウォレット』に複数の銀行口座をひもづけることで、ユーザー自身の口座間での資金移動を手数料無料で行える点が特長。今回の連携により、「三菱UFJ銀行アプリ」から『COIN+』を登録したユーザーも同一アカウントで『エアウォレット』を利用することで、三菱UFJ銀行と他行口座との間での送金を無料で行えるようになる。

(出典:ビザ・ワールド・ワイドジャパンの報道発表資料より)

【ニューストピックス~11月18日】ビザ、アジア太平洋でQR決済/ほか

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Visaは11月12日、同12日から15日にかけてシンガポ―ルで開催されたSingapore Fintech Festival 2025 において、QRコード決済向けVisa Scan to Payソリューションを本格的に導入し、アジア太平洋地域におけるVisa加盟店での受け入れを拡大したと発表した。同地域のVisa加盟店において、すでに導入されているウォレットや決済アプリを通じて、シームレスなQRコード決済が利用可能となる。今回の取組みは、対応するデジタルウォレットと世界中のVisa加盟店(店頭、オンライン)をつなぐVisa Payのローンチの一環となるもの。Visa Payにより消費者は好きなウォレットや決済アプリを利用してタッチ決済、スキャン決済、オンライン決済を行うことができる。また、加盟店にとっては、既存のインフラを活用し、自国のデジタルウォレットを使う外国人旅行者に瞬時に対応することが可能となる。

年間700万円以上カード利用で年会費実質負担なし、最上位ランクのVisa「インフィニット」を三井住友カードが発行開始

日本国内で初めて、Visaブランドでは最上位ランクに当たる「Visa Infinite(ビザ・インフィニット)」の一般募集がスタートする。発行するのは三井住友カードで、日本国内のキャッシュレス比率の高まりに伴い、同カードがターゲットとする「年間700万円以上のカード利用」層の獲得が十分に狙える規模に育ったと判断した。来春には三井住友銀行と一体化した「Olive」ブランドでも「インフィニット」を投入する。

【夏休みスペシャル】顔認証でゆく、2025大阪・関西万博ツアーズ 〜 ひと筆書きでどこまでいけるか?(後編)

(前回のあらすじ)10月13日の閉幕まで残すところ約2カ月となった「大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)」の会場へ、せっかくなので各所の顔認証サービスを体験しながら、乗りつないで移動してみようと思い立った筆者。日暮里から成田空港へ、そして関西国際空港から南海電車、Osaka Metroと乗り継ぐ長旅を経て、ついに万博会場の入場ゲートで顔認証を突破するところまでたどり着いた。万博会場内は「完全キャッシュレス」なだけでなく、顔認証とキャッシュレスを組み合わせた『顔決済』にも対応しているという。

コラム

【解説】国境を超える「JPQR Global」が接続2カ国目のインドネシアと連携開始

7月5日から、まずは「大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会)」で提供が開始された「JPQR Global」。同日からカンボジアの「KHQR」、早くも翌月の8月17日にはインドネシアの「QRIS」と対応国を拡大した。これを記念して8月25日には大阪・関西万博会場内のインドネシア館でセレモニーが開催された。

コラム

【提言】国際ブランド決済やタッチ決済乗車のことを「オープンループ」と呼ぶのは正しくないので、言い換えたほうがよい

近年、国際決済ブランドのタッチ決済に対応するICカードやスマホを使って電車やバスに乗ること、あるいは乗車チケット代わりにすることを指して、「オープンループ」と呼ぶことが、この日本国内でも増えてきたように感じる。転じて、国際ブランド決済自体を「オープンループ」と呼ぶ例も見かけるようになった。言葉が短縮できて便利なのはわかるが、そもそもの言葉の由来や、本来の意味合いを考えると、適当な表現ではないように思われる。そこでこの記事では、今後「オープンループ」と言いそうになったときには、日本語で「タッチ決済乗車(券)」や「国際ブランド決済」と言い換えることを提言する。

コラム

【考察】OliveフレキシブルペイのPayPay対応とはどんな意味があるのか?

5月15日に正式発表となった三井住友カードとソフトバンクのデジタル分野における包括的な業務提携。両社のグループ会社を含み、また非金融分野にもまたがる広範囲での提携がうたわれているが、本誌が注目するのは互いに決済サービスでしのぎを削る三井住友カードとPayPayが一体どのように組めるのか。見えてきたのは、またしてもあのVisaカードが生み出した「変態的な」サービス連携のカタチだった。

コラム

【ありがとう】LINE Payの日本国内向けサービスが終了、キャッシュレスの新天地を盛り上げてくれた10年を振り返る

今日、2025年4月23日の日本時間23:59をもって「LINE Pay(ラインペイ)」の日本国内でのサービスが終了する。過去10年に渡って本誌、電子決済マガジンの誌面をも彩ってくれたLINE Payに敬意を表し、忘れられないトピックを振り返ってみたい。