【ニューストピックス〜5月17日】ラインペイ登録 3000万人/FIDOボードにライン加盟 / ほか

●ラインペイ登録 3000万人
LINE Payは5月17日、同社が提供する「LINE Pay」の日本国内における登録ユーザー数が本年5月5日に3,000万人を突破したと発表した。
モバイル送金・決済サービスのLINE Payは、2014年12月16日に世界でサービスを開始、2016年3月には利用金額の2％分のLINE ポイントが貯まるプリペイドカード「LINE Pay カード」の発行を開始した。さらに今年、2017年1月には、店舗のレジでスマートフォンの画面に表示したコードを提示するだけで決済が可能となる「コード決済」をコンビニエンスストアチェーン大手のローソンで開始している。
そして、サービス開始から2年4カ月となる2017年5月5日に、日本国内におけるLINE Payの登録ユーザー数は3,000万人を突破した。日本国内の「LINE」のMAU（月間利用者数）は6,800万人（2017年3月末）で、その約半数が登録したことになる。

国内ユーザー数3,000万人突破を示すロゴマーク（出典：LINEの報道発表資料より）

〈参照URL〉
‪https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1748‬

●FIDOボードにライン加盟
LINEは、生体認証等のパスワードレス認証の技術仕様、認定仕様等の国際標準化を提唱する非営利団体「FIDO（ファイド）アライアンス」へ、2017 年5月17日よりボードメンバーとして加盟したことを発表した。

「FIDOアライアンス」は、2012年に設立され、Google、Microsoft、Intel、ARM、NTTドコモなど34社のボードメンバーを含む250社以上（5月17日現在）のインターネット企業、ソリューションベンダー、金融機関、クレジットカード事業者、通信事業者、などの幅広い業界の企業や団体が活動する国際標準化団体。「FIDOアライアンス」が提唱する各種技術仕様は、汎用性、互換性、セキュリティが考慮されており、パスワードを入力せずに様々なインターネットサービスを安全で便利に利用することが出来るようになる。インターネット上の技術標準を策定するための国際標準化団体W3Cにおいては、2016年より「FIDO 2 Web APIs」の仕様をベースとした新しい国際標準仕様「Web Authentication」の策定作業が開始されている。

「FIDOアライアンス」が提唱する認証方式は、生体認証と公開鍵暗号方式をベースとした認証プロトコルとしてパスワードレス型認証（UAF）および2要素認証（U2F）、Webアプリケーション向け認証などの仕様が提供されている。これらの認証方式をLINE及びその他アプリケーションに導入する事によって、現在のパスワード認証に起因するセキュリティまたはプライバシーに関わる様々な問題（フィッシング、アカウント乗っ取り、サービス不正利用など）を解決していくことが期待される。

同社は今後、現在の「LINE」およびその他のアプリケーションだけでなく、将来のIoT、AIを活用した未来型のサービスやアプリケーションにおいても、「FIDOアライアンス」が提唱するパスワードレスの新しい認証方式を導入していくことで、より安全で便利なサービスの実現を目指すという。