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レポート
CEATEC 2023に見る交通系ICカードの新展開 ~ 鉄道事業者初の「ウォレット」投入や、マイナカード紐付けも

10月17日から20日までの4日間に渡って、今年も幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催された「CEATEC 2023(シーテック 2023)」。昨年から122社増の684社・団体が出展、8万9,047人の来場者が訪れ、コロナ禍の影響は完全に払拭されたといってよい盛況ぶりだった。さて、われわれは「電子決済マガジン」なので、例によって決済やキャッシュレスに関連しそうなネタを探し求めて、このCEATECの広大な会場を歩き回ったのだが、今年は意外なことに、鉄道事業者による鉄道以外の領域へのサービス拡大に関連した取り組みに多く出会うことになった。

最新News (出典:広島電鉄、日本電気、レシップの報道発表資料より)
【ニューストピックス~10月23日】広電 ABTの新乗車券を発表/ほか
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広島電鉄、日本電気、およびレシップは10月23日、3社で共同開発中の新乗車券システムについて、広島エリア向けの新乗車券サービス「MOBIRY DAYS(モビリー デイズ)」として、2024年9月にサービス開始予定であると発表した。新乗車券システムはスマートフォンのQRコードや専用ICカードを使用して公共交通機関の支払いを効率化する取り組み。利用者の情報をクラウドサーバで管理し、QRコードやICカードの固有IDに関連付けることでシステム全体のコスト削減し、高速な計算は機器ではなくクラウドサーバで処理する。また、将来的にさまざまな認証媒体にも対応でき、他の交通手段や街中・旅先などのサービスとの連携も期待される。

最新News (出典:ゆうちょ銀行の報道発表資料より)
【ニューストピックス~10月20日】ゆうちょペイ エアペイに対応/ほか
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ゆうちょ銀行は10月20日、ジェーシービーの推進するQR・バーコード決済スキーム「Smart Code」を通じて、リクルートの運営する決済サービス「Airペイ」加盟店でのスマホ決済サービス「ゆうちょPay」の取扱い店舗を拡大したと発表した。これにより、全国の Smart Codeロゴが掲示されている「Airペイ」加盟店で「ゆうちょPay」が利用可能となった。

最新News (出典:TOPPANデジタルの報道発表資料より)
【ニューストピックス~10月13日】地域ペイ セブンATMと提携/ほか
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TOPPANデジタルは10月13日、特定の企業・グループ内でのみ使用可能な「ハウス電子マネーサービス」と自治体などが発行する地域通貨やプレミアム商品券を運用するプラットフォーム「地域Pay」の新たなチャージ手段として、全国のセブン銀行ATMと提携したと発表した。これにより、ユーザーはセブン銀行ATMで現金チャージが可能となる。第一弾として、高知県香美市の地域通貨「kamica(カミカ)」に対するサービスが2023年10月14日から提供される。カードまたはスマートフォンアプリの2パターンでの現金チャージが可能で、カードを使用する場合は、ATMにカードを挿入する。スマホアプリを使用する場合は、ATM画面上のQRコードを読み取り、現金をATMに挿入する。なお、同サービスはAPIも提供しているため、小売店や自治体は独自のアプリにサービスを統合できる。

最新News (出典:松屋フーズの報道発表資料より)
【ニューストピックス~10月5日】松屋系 全国でSコードに対応/ほか
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松屋フーズは10月3日、全国の「松屋」「松のや」「マイカリー食堂」「ステーキ屋松」「松軒中華食堂」のうち、券売機が設置されている全店舗を対象として、ジェーシービー(以下、JCB)の決済スキーム「Smart Code」を導入すると発表した。Smart Codeの導入により、既に利用できる決済手段に加えて、Smart Code に対応しているコード決済サービス「atone」「ANA Pay」「au PAY」「EPOS PAY」「ギフティプレモ Plus」「銀行 Pay(OKI Pay、こい Pay、はま Pay、ほくほく Pay、ゆうちょ Pay、YOKA!Pay 等)」「K PLUS」「JAL Pay」「BNPJ Pay」「FamiPay」「pring」「Pay どん」「MyJCB Pay」「メルペイ」「Lu Vit Pay」が利用可能となる。また、今後 Smart Codeに対応するコード決済サービスも利用できる。

最新News (出典:日本マクドナルドの報道発表資料)
【ニューストピックス~10月2日】コード決済 マクド店頭も導入/ほか
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日本マクドナルドは10月2日、全国の店舗で「d払い」「楽天ペイ」「PayPay」「au PAY」のバーコード決済サービスを同日より導入すると発表した。これまで「モバイルオーダー」と「マックデリバリーサービス」で提供されていたこれらのサービスが、店頭レジとドライブスルーでの支払いにも利用できるようになる。一方で、2024年1月14日に全国の店舗で「dポイント」と「楽天ポイント」サービス(ポイントカード・ポイントアプリを提示して貯める・使う)を終了することも発表した。今後は「d払い」や「楽天ペイ」での支払いによりポイントの取得や利用が可能であるため、利用者への活用を促している。2023年10月18日からは「d払い」および「楽天ペイ」の利用者を対象とした特別還元キャンペーンが予定されており、詳細が同17日に発表される。

最新News 選べるホーム画面3種(出典:イオンフィナンシャルサービスの報道発表資料より)
【ニューストピックス~9月27日】イオンペイ カード会員以外も/ほか
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イオンフィナンシャルサービスは9月27日、「イオンウォレット」アプリをリニューアルしたと発表した。同アプリはイオングループが提供する決済機能と金融サービスを統合して提供するデジタルプラットフォーム。イオンカード公式アプリとして2016年にサービスを開始し、累計で1,000万以上のダウンロードを達成している。今回のリニューアルにより、イオンカードを持っていないユーザーも金融機関口座を登録することで、AEON Payチャージ払いが利用可能となった。また、AEON Payを利用することで、WAON POINTがたまるとともに、イオングループの対象店舗においてお客さま感謝デー等の特典が受けられるようになった。また、デザインもシンプルで使いやすく、操作性と視認性が向上し、ホーム画面のカスタマイズも可能になった。

レポート
ネットスターズが東証新規上場、コード決済GWのパイオニアの強みは「クラウドネイティブ」の技術力

決済ゲートウェイ事業を展開するネットスターズは9月26日、東京証券取引所グロース市場に新規上場した(証券コード:5590)。公開価格の1,450円に対し、上場後の初値は1,334円。当日の午後には代表取締役CEOの李 剛氏、取締役COOの長福 久弘氏、取締役CFOの安達 源氏が登壇して記者会見が行われた。

最新News (出典:マルトおよびネットスターズの報道発表資料より)
【ニューストピックス~9月19日】CoGCa初のモバイル対応/ほか
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マルトおよびネットスターズは9月19日、マルトの「スーパーマルト」11店舗で「モバイルCoGCa(コジカ)」を導入すると発表した。CoGCaのモバイル化は、全国で98社で使用されている「CoGCa」の初の試みであり、今後他の店舗への拡大する予定。これまでマルトは、CGCグループのポイントカードおよび電子マネーであるCoGCaを導入し、買い物に応じてポイントを付与していたが、今回の「モバイルCoGCa」の導入により、スマートフォンを利用してカードなしで決済とポイント付与が可能になる。同サービスは、マルトの自社アプリ「マルトアプリ」とLINEミニアプリの「モバイルCoGCa」が連携し、「マルトアプリ」からスムーズに「モバイルCoGCa」を利用できる。

最新News (出典:オリエントコーポレーションの報道発表資料より)
【ニューストピックス~9月11日】オリコ コード決済で即時利用/ほか
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オリエントコーポレーション(以下、オリコ)は9月11日、GMOペイメントゲートウェイ、ならびに、GMOデジタルラボとの業務委託契約を締結し、提携クレジットカード加盟店向けにデジタル決済サービス「Orico Code決済」を提供すると発表した。同サービスは、クレジットカード申し込みから最短5分でデジタルカードを発行し、クレジットカードが自宅に届く前でも、スマートフォンでQR/バーコード決済を可能にする。オリコは提携クレジットカードの発行を担当し、GMOペイメントゲートウェイはカード情報と会員情報の管理、QRコードおよびバーコードの生成を行い、GMOデジタルラボは汎用の決済アプリの開発と保守を担当する。

最新News (出典:PayPayの報道発表資料より)
【ニューストピックス~9月7日】ペイペイで自治体P申込受取/ほか
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PayPayは9月7日、2023年度の「自治体マイナポイント事業」において、埼玉県川口市および石川県小松市でPayPayを活用した施策を実施すると発表した。埼玉県川口市では、「赤ちゃんにっこり応援倍増ポイント」として2023年9月7日から、石川県小松市では「子育て応援自治体マイナポイント事業」として9月11日から施行される。また、9月7日からPayPayアプリには、各自治体のマイナポイント事業に申し込みができる「自治体マイナ」ミニアプリが表示され、条件を満たした対象者はマイナンバーカードを使用して申し込みを行い、「PayPayポイント」として受け取ることができる。

最新News (出典:NTTドコモの報道発表資料より)
【ニューストピックス~8月28日】d払い 他社回線宛て送金対応/ほか
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NTTドコモは8月28日、「d払い」アプリの送金機能および「dポイント」送付機能のリニューアルを発表した。今回のリニューアルにより、ドコモの回線契約を持っていないユーザーも、携帯電話番号宛に「d払い」を通じた送金や「dポイント」の送付が可能になる。また、ユーザーは自身の表示名やアイコン写真を設定でき、送金や送付の際に安心して利用することができる。送金単位は、1円もしくは1ポイントから設定できる。

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【ニューストピックス~8月24日】三菱みずほ 送金アプリ相互に/ほか
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リクルートおよび三菱UFJ銀行が共同出資する子会社であるリクルートMUFGビジネス(RMB)は8月24日、決済ブランド「COIN+」ブランドにおいて、みずほ銀行との連携を開始したと発表した。「COIN+」アカウントにみずほ銀行の口座を登録することで、ユーザーは他の金融機関の口座と同様に、「COIN+」への入金と出金が無料で行えるようになる。これにより、事業者や個人のユーザーは「COIN+」を自身のアプリに組み込んでキャッシュレス決済を行う際に、みずほ銀行を含む複数の金融機関と連携して利用できるようになる。また、デジタル口座管理・決済アプリ「エアウォレット」を使用することで、連携済みの金融機関間で手数料無料でお金の移動が可能となる。また、みずほ銀行は、同行の提供する「J-Coin Pay」が三菱UFJ銀行との口座接続を開始したと発表した。

最新News 「クレジットカードのタッチ機能」および「QRコード」に対応した改札機(出典:東急電鉄、東急、三井住友カード、ジェーシービー、日本信号、QUADRACの報道発表資料より)
【ニューストピックス~8月21日】東急線全駅にタッチ改札 来春/ほか
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東急電鉄、東急、三井住友カード、ジェーシービー、日本信号、QUADRACは8月21日、クレジットカードのタッチ機能とQRコードを活用した乗車サービスの実証実験を開始すると発表した。実証実験は2023年8月30日から田園都市線全駅で行われ、2024年春までに一部駅を除く東急線全駅に拡大される予定。乗車券はデジタルチケットサービス「Q SKIP」(キュースキップ)の販売サイトでクレジットカードを使って購入し、改札機でクレジットカードのタッチ機能かスマートフォンのQRコードをかざすことで入出場ができる。東急のDX特別組織「URBAN HACKS」が運営するサイトでは、田園都市線と世田谷線が1日乗り放題の企画乗車券などが提供され、将来的には東急グループの商業施設と連携したサービスも追加される予定。

最新News (出典:PayPayおよびすかいらーくホールディングスの報道発表資料より)
【ニューストピックス~8月9日】ガスト等 卓上端末で決済対応/ほか
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PayPayとすかいらーくホールディングスは8月9日、全国の「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「しゃぶ葉」などのすかいらーくグループ店舗約2,400店において、卓上タブレットを活用した「PayPay」決済を導入したと発表した。これにより、PayPayユーザーはレジに並ばずに卓上のタブレットを操作し、表示されたQRコードをPayPayアプリでスキャンすることで簡単に支払いができるようになる。混雑時でもテーブルで会計が完了し、顧客と店舗の利便性が向上するという。

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