【ニューストピックス～9月19日】TMN、接続台数が100万に/ダイニー飲食店向け決済提供/ほか

●TMN、接続台数が100万に
　決済サービスおよび情報プロセシングサービスを提供するトランザクション・メディア・ネットワークス（以下、「TMN」）は9月19日、TMNセンターに接続する決済端末が2024年８月時点で100万台を突破したと発表した。TMNは2011年、1台の決済端末で複数の決済ブランドに対応するマルチ決済端末を開発し、クラウド型電子マネーサービス（端末には読取等必要最小限の機能のみを搭載し、残りの全ての処理をサーバー側で行うキャッシュレス決済方式）を国内で初めて商用化。以来、電子マネーを中心にクレジット、QR・バーコード等さまざまな決済手段にも対応し、主にスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどリアル店舗における対面決済領域でサービスを拡大してきた。
　TMNは、決済サービスの提供で獲得した100万台の「面」を活用した新規事業として情報プロセシング事業を推進している。「毎日のデータがつながるとき、社会は強くなる」を事業コンセプトに、1台1台の接点からより多くの情報を集約し、事業者による多様なデータの複合的な活用を促進するソリューションを提供することで、事業者や消費者が抱えるさまざまな社会課題への貢献を目指す。

出典：トランザクション・メディア・ネットワークスの報道発表資料より（国内キャッシュレス決済額とTMN決済処理金額（GMV）及びTMNセンター接続決済端末台数推移イメージ）

＜参照URL＞
https://www.tm-nets.com/topics/detail/192/

●ダイニー飲食店向け決済提供
　ダイニーは9月19日、飲食店に特化した決済サービス「ダイニーキャッシュレス」の提供を開始するにあたり、2024年9月19日から飲食店向けに申込受付を開始したことと発表した。グローバル決済プラットフォームを提供するAdyenの決済プラットフォームを採用した。提供開始を記念して、「ダイニーPOS」未導入店を対象に先着2,000店舗限定で、決済手数料率1.98%で「ダイニーキャッシュレス」を提供する「ダイニーキャッシュレス手数料割引キャンペーン」（導入から180日間の限定料率で、181日目以降は通常料率に自動で切り替わる）を実施する。
　導入にあたり初期費用、月額費用はかからない。オーダーから決済までをシームレスに管理することが可能になるという。入金サイクルは月6回、月2回から選択でき、振込手数料はどちらも無料。提供開始時点では、クレジットカードのVisa、MasterCard、JCB、Diners Clubの4ブランドが利用可能で、電子マネー決済、QRコード決済は2024年度内から順次開始予定としている。
　Adyenの決済プラットフォームを統合した「ダイニーキャッシュレス」では、APIを通じてオフラインとオンラインの両方の決済に対応する。対面決済を希望する店舗には、AdyenのPOS端末（「AMS1」や「S1F2」）を、複雑な設定や追加のソフトウェアインストールを行わずに、機器を接続するだけで利用可能とする。これにより、複雑な契約手続きが不要になり、業務効率が向上するという。