【ニューストピックス～9月20日】GMO決済端末専用の保険/音楽聞くだけ脳波で本人認証/ほか

●GMO決済端末専用の保険
　少額短期保険業を行うあおぞら少額短期保険は9月20日、GMOフィナンシャルゲートと業務提携し、新商品『端末保険』を2024年10月1日より販売開始予定であると発表した。適用される法令および関連規定に基づく必要な手続きをすべて完了した後の実施となる。『端末保険』は、キャッシュレス決済端末が破損・故障した際にかかる修理費用を、1台あたり月額500円で、最大年間10万円まで補償するもの。決済端末に特化した修理費用を補償する保険商品は、国内では先駆けとなる。
　『端末保険』の募集代理店として、同社はGMOフィナンシャルゲートと業務提携を締結。GMOフィナンシャルゲートは自社の各種決済端末を利用する全国の加盟店に『端末保険』の案内を行い、同社は少額短期保険事業者として保険契約を引き受ける。
　正式名称は「決済端末修理費用補償保険」で、保険期間は1年間（自動更新あり）。支払方法はクレジットカードとデビットカードに対応する。補償対象はGMOフィナンシャルゲートが提供する決済端末で、支払対象は「決済端末の外装破損、損壊、水濡れ全損、故障」となる。
　導入時にカード会社から決済端末が加盟店に無償提供される場合があるが、破損や保証期間外の故障にかかる費用は加盟店の負担となる。これに関する認識の違いから、加盟店とカード会社の間でトラブルが発生することもあるが、「端末保険」を利用することで、こうしたトラブルを未然に防ぐことが可能になるという。

（出典：あおぞら少額短期保険の報道発表資料より）

＜出典URL＞
https://assi.co.jp/news/info/240920_post/

●音楽聞くだけ脳波で本人認証
　NTTデータ経営研究所とVIE（ヴィー）は、音楽と脳波を用いた本人認証技術に関する研究成果をNEURO2024にて発表し、あらたな脳波による認証技術に関する共同事業化を開始したと発表した。　昨今、インターネット決済やメタバース空間における安全かつ利便性の高い電子決済ニーズの高まりを踏まえて、脳波を用いた本人認証技術が注目されている。脳波には、様々な計測方法から個人差のある複数の指標を計測できたり、個人の意識状態から異常を検知したり、他の生体認証にはない特徴がある。これらの特徴により、認証精度の向上や認証負荷の低減だけではなく、セキュリティレベルに応じた機動的な認証手順の変更や、脅迫などの脅威に対する堅牢性など、新たな付加価値を生み出す可能性を有しているという。
　脳波を用いた本人認証技術は、研究開発や特許化が進むものの、従来の生体認証よりも煩雑な認証タスクを能動的に実施することが課題となっていた。そこで同研究では、脳波の特定周波数を惹起する音楽「Neuro Music」を用いることで、音楽を聞き流すだけでシームレスに本人認証を実施する技術の実証を行った。