●暗号資産ユースケースを報告
一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(以下、JCBA)は5月7日、「暗号資産のユースケースに係るディスカッションペーパー 中間報告書」を作成したと発表した。ビットコインを始めとする暗号資産のユースケースを提示することを通じて、投機の道具という以外の、多様な有用性の側面についての理解の促進を目指す。
■報告書の構成
1.「暗号資産」に係るユースケースの拡大及びエコシステムの整備
海外を中心に暗号資産を用いたユースケースの実例をテーマごとに取り上げて国内とは異なる「暗号資産」に対する受け止め方やビジネスへの取込みについて明らかにするとともに、国内で同様のユースケースが展開される上での課題及び整備が必要なエコシステムについて考察する。参考として国内におけるユースケースの事例等についても取り上げる。
2.ユースケースの構想・アイデア
地方創生などの社会課題の解決に向けて、「暗号資産」を活用するユースケース及びセキュリティトークン等の「暗号資産」以外のトークンも含めた地域活性化という観点から「暗号資産」を活用するユースケースについて、具体的な構想を基に解説する。
3.「暗号資産」に係るユースケースの創出に向けた取組み
JCBAが継続的に社会的に有用な「暗号資産」のユースケースの創出を支援するために、JCBA会員企業等が持つ知見等のリソースを活用しながら、プロジェクトの募集やプロジェクトチームの組成を含めた推進体制を構築し、プロジェクトを実施していくためのガバナンスを含む組織体制の構築について提言を行う。なお、時宜を得たプロジェクトを推進していく観点から、体制構築に先駆けてユースケース部会を中心にパイロット的にプロジェクトチームを組成し推進する場合がある。
<参照URL>
https://cryptocurrency-association.org/news/breakout/20210507-001/
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