
九州旅客鉄道は3月21日、鹿児島本線、香椎線、指宿枕崎線の一部駅で2024年3月31日まで実施しているタッチ決済による自動改札機の実証実験について、実証期間を2026年3月31日まで延長すると発表した。実証実験を通して、日常での利用や訪日外国人を含む来街者の利便性向上やサービスの効果について、引き続き検証していくという。対象駅は福岡エリアの50駅と鹿児島エリアの18駅で、Visa、JCB、American Expressなどのリップルマークのついたカードが利用できる。入場と出場時にタッチ決済対応カードやスマートフォンを対象駅に設置されたタッチ決済専用機器にかざすことで列車を利用できる。同社は、実証期間延長の理由について、各エリアでの対象駅拡大を実施して間もないこと、また2025年3月大阪・関西万博開催による九州地区への波及効果等を検証するためとしている。