●NECら、米・顔認証決済へ出資
エコシステム型のコーポレートベンチャーキャピタルファンドであるNEC Orchestrating Future Fund(以下、「NOFF」)は、米国を拠点とする顔認証決済サービス事業者であるPopID, Inc(以下、「PopID」)へ出資し、NECとの本格協業を開始したと発表した。同協業をきっかけに両社は、出資メンバーである北米店舗決済端末事業者のVerifoneやオンライン決済サービス事業者のPayPalなどと連携し、北米を中心にグローバルにおける顔認証決済の展開を加速する。NECは、PopIDをはじめとした関係各社との協議を進め、今年度中のサービス提供を目指す。
PopIDは、顔認証を活用した決済や、建物・イベントへの入場を実現するプラットフォームを提供している。近年、特に顔認証決済の事業を急速に拡大しており、WhataburgerやSteak’n Shakeなどの主要ファストフードチェーンを含む全米1,000以上の加盟店に提供。利用者は、PopIDのプラットフォームに対応した決済サービスのアプリで自身の顔写真を登録し、クレジットカードや銀行口座と紐づけることで、カードや現金、スマートフォンなどを持たずに顔認証による決済が可能になる。また、クレジットカードだけでなく銀行口座からの直接引き落としにも対応しているため、加盟店側においては取引手数料の削減が期待できるという。
今回の出資は、PopIDが本年5月に実施したシリーズCラウンドを基盤としたもの。同ラウンドはVerifoneが主導し、NEC、PayPal、Visa、Chipotle、Commerce Venturesなどの企業が参加した。大手決済端末事業者のVerifoneや、世界4億人以上のユーザーをかかえる決済サービス事業者のPayPalがPopIDと連携を開始したことで、PopIDのプラットフォームを用いた顔認証決済が北米全域で急速に広がることが期待される。

(出典:NECの報道発表資料より)
<参照URL>
https://jpn.nec.com/press/202512/20251204_01.html
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