●生体情報を量子暗号で保存
情報通信研究機構（以下、NICT）と日本電気（以下、NEC）は10月29日、顔認証システムでの特徴データの伝送と、特徴点などの認証用参照データの保存を、量子暗号と(k,n)閾値秘密分散（以下、秘密分散）を用いて構築し、認証時の高い秘匿性・可用性を持ったシステムを開発し、実証に成功したと発表した。システムは、量子暗号ネットワーク上にカメラ・サーバ及び秘密分散により分散ストレージされた認証用参照データサーバを設置し、不正アクセスや参照データ消失のリスクが極めて低い安全なものとなる。
生体認証は簡単に本人確認でき、パスワードなどの紛失の危険性もない便利な認証技術であるが、その情報が盗まれた場合は変更できないという課題もある。この課題を解消するために、認証時のデータ伝送を量子暗号で秘匿化し、認証用参照データを秘密分散で保管・管理することにより、量子コンピュータをもってしても理論上漏えい盗聴が不可能なシステムを開発した。
両社は、システムをNICTの量子暗号研究開発用ネットワーク上に構築し、様々な競技団体の日本代表選手が所属するナショナルチームのデータサーバ管理のための試験利用を10月から開始した。このサーバには、日本代表選手のスポーツ選手用電子カルテや分析用映像が保存されているため、極めて厳重に管理する必要がある。今後、各スポーツ競技団体のユーザ端末がサーバにアクセスする際のユーザ認証やデータサーバとの通信にも、今回我々が開発した技術を取り入れる予定としている。
NICTの量子暗号研究開発用ネットワーク上に設置された顔認証による管理システム概要（出典：NICTおよびNECの報道発表資料より）
＜参照URL＞
https://jpn.nec.com/press/201910/20191029_02.html
●その他の関連ニュース
Introducing Uber Money | Uber Newsroom
11月1日よりOlympicグループ96店舗で「PayPay」が利用可能に – PayPayからのお知らせ
郵便局におけるキャッシュレス決済をサポート | 株式会社ネットスターズ
大阪府寝屋川市は、F-REGI 公金支払い を導入し、市税等のクレジットカード納付を開始 | JCB グローバルサイト
この冬、マルイファミリー溝口にお客さまと共に創ったフードホール『ＨＡＲＡ８（はらっぱ）』がオープンします！
住信SBIネット銀行とHamee（ハミィ）株式会社 EC業者向けオンライン融資等に向けた基本合意書締結のお知らせ（住信SBIネット銀行）｜ニュースリリース｜SBIホールディングス
住信SBIネット銀行株式会社と株式会社島根銀行 住信SBIネット銀行の住宅ローン取扱に向けた基本合意書の締結のお知らせ（住信SBIネット銀行）｜ニュースリリース｜SBIホールディングス
株式会社島根銀行との共同店舗運営の基本合意のお知らせ（SBI証券）｜ニュースリリース｜SBIホールディングス
株式会社島根銀行とのM&A業務に係る業務提携に関するお知らせ（SBI証券）｜ニュースリリース｜SBIホールディングス
タカラトミーとNTTドコモプログラミング教育サービス｢embot｣の共同事業を開始（PDF）
報道発表資料 : 「FOMA」および「iモード」のサービス終了について | お知らせ | NTTドコモ
地域貢献事業の推進と社会課題解決にむけたICT連携協定締結について ～龍谷大学とNTT西日本による地域活性化へのチャレンジ～｜ニュースリリース｜NTT西日本
報道発表資料 : （お知らせ）台風19号に伴う支援措置について | お知らせ | NTTドコモ
本の日（11月1日）に向けた全国プロジェクト 蔦屋書店の「コンシェルジュ文庫」、始動！｜CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
ゼロトラストネットワークを実現する「Zscaler™プライベートアクセス」を10月29日から提供開始 | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク
六本木ヒルズで協生農法に関する実証実験を開始 | Sony Computer Science Laboratories, Inc.
世界知的所有権機関（WIPO）事務局長の候補者を擁立します （METI/経済産業省）
