
NTTデータは10月1日、預貯金等照会業務のデジタル化サービス「pipitLINQ(読み:ピピットリンク)」が、ゆうちょ銀行において利用開始されると発表した。「pipitLINQ」はNTTデータが2019年7月から提供している行政機関と金融機関をつなぐ全国統一型のサービス。行政機関が金融機関に対して行う預貯金等照会は紙ベースで行われており、書類の開封・仕分といった業務負担が双方の課題となっているが、「pipitLINQ」に加入することで、加入機関間で電子データによる預貯金等照会が可能となる。ゆうちょ銀行は2021年10月1日から、pipitLINQを利用して、全国の国税局・税務署からのオンラインによる預貯金等照会の受け付けを先行して開始し、2022年1月の本格稼働以降においては、全国の行政機関からの照会にも順次対応する予定。NTTデータは今後も、全国の行政機関および金融機関へ参画を呼びかけ、2021年度末までに100の金融機関および300自治体への導入を目指すという。