日本経済新聞社『リテールテックJAPAN』ウェブサイトのリレーコラム(電子決済・ICカード国際情報局)が更新されましたので、ご紹介します。
今回は電子決済研究所・代表取締役社長の多田羅 政和が執筆いたしました。
■第60回
「アリペイの故郷で『Money20/20』が初開催、キャッシュレスシティ中国・杭州市で見た現金不要な社会」
補足情報(2019年1月18日掲載):「肉」を「にく」と読むのは音読み? 訓読み?
先日公開になったこちらの記事の中で、杭州を広州と区別するために、「杭州(くいしゅう)と湯桶読みをすることもあります」と書いたところ、「湯桶読みって何?」との問い合わせがありましたので、補足します。
「湯桶読み」は「ゆトウよみ」と発音し、漢字二文字の言葉で前の漢字を訓読みで、後の漢字を音読みするものを指します。(「湯桶」はお湯やお酒を注ぐ木製の器のことで、これを湯桶(ゆおけ)と読んでしまうと、お風呂でお湯汲みに使うあれになってしまうのでご注意ください)
そしてその湯桶読みの例には、「消印(けしイン)」や「手本(てホン)」、「豚肉(ぶたニク)」などがあります。えっ、豚肉?
そう、「肉」をニクと読むのは音読みだったんですね! では「肉」は訓読みでは何と読むのでしょう? ここはネットを頼らず、ぜひ紙の辞書を引いてみてください。
ちなみに湯桶読みとは反対に、漢字二文字の言葉で前の漢字を音読み、後の漢字を訓読みで発音するものを「重箱読み(ジュウばこよみ)」と言います。例えば「魚介(ギョかい)」「無印(ムじるし)」なんかが当てはまります。(電子決済マガジン・多田羅 政和)