●トヨタとライン、AIで協業
LINEは6月15日、同社が開発を進めるクラウドAIプラットフォーム「Clova」と、トヨタをはじめとする各社が推進する車載機器とスマートフォンアプリ、およびタブレットアプリとの連携規格Smart Device Link(以下「SDL」)を活用した協業の可能性を検討すべく、協業基本合意書を締結したと発表した。「Clova」はLINEが開発したクラウドAIプラットフォーム。同社は「ポストスマートフォン、ポストディスプレイ、ポストタッチ」な世界を目指すべく、「Clova」を用いたさまざまなサービス、プロダクトの開発を推進している。
一方の「SDL」は、トヨタが推進するスマートフォンアプリとクルマがつながるためのオープンソース。搭乗者は、車載の音声認識機能や操作パネルを通じて、車内でアプリを操作できる。今回の協業を通じて両社は、両社が取り組む技術やサービスを連携させ、音声エージェント等を活用した新しいカーサービスの実現を、2018年の商品化を目指し検討していく。
<参照URL>
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1767
●マイナポータルとライン連携
LINEは6月15日、内閣府が運営するマイナポータルと、コミュニケーションアプリ「LINE」を連携させることに関して合意し、協定を締結したと発表した。マイナポータルは、個人番号カード(マイナンバーカード)を用いて自分のアカウントを作成することで、オンライン上で行政機関が持つ自分の情報を確認したり、行政機関などからのお知らせを受け取ったり、全国の行政サービスを検索し、電子申請することが可能となる、内閣府が運営するウェブサービス。(マイナポータル URL: https://myna.go.jp/)
今後開設を予定しているマイナポータルのLINE公式アカウント「マイナちゃん」との簡単なメッセージのやり取りを通じて、マイナンバーや氏名などの個人情報を用いることなく、全国の行政サービスが横断的に検索できるようになる。自分の希望に合ったサービスを探し出し表示されたURLをタップすると、「LINE」からマイナポータルへ移動でき、マイナポータルから電子申請が行えるようになるという。マイナポータルの電子申請は、子育て関連サービスを皮切りに今秋から本格的な提供が予定されているが、「LINE」との連携は2017年中の開始を予定している。
<参照URL>
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1765
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[2017-06-16]