●360度 映像見せるドローン
NTTドコモは4月17日、全方位に映像を表示しながら飛行できる「浮遊球体ドローンディスプレイ」を世界で初めて開発したと発表した。環状のフレームにLEDを並べたLEDフレームの内部にドローンを備え、LEDフレームを高速に回転させながら飛行する。回転するLEDの光の残像でできた球体ディスプレイを、内部のドローンで任意の場所に動かして見せることができる。これにより、コンサートやライブ会場において、空中で動き回る球体ディスプレイによるダイナミックな演出や、会場を飛び回り広告を提示するアドバルーンのような広告媒体としての活用が可能となるという。
ドローンの機体周りに球形のディスプレイを備えるには、これまではドローンのプロペラによる空気の流れをディスプレイがさまたげてしまう課題や、ディスプレイ搭載による重量の増加といった課題があった。本開発では、LEDの残像によってディスプレイを表示する技術を応用することで、空中で球形ディスプレイを活用した演出が可能となった。
NTTドコモでは2018年度の商用化をめざし、スタジアムやコンサートホールなどのイベント会場向けソリューション(舞台演出、広告および案内等)としての提供を検討していく。また4月29日から幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議」の「NTT ULTRA FUTURE MUSEUM 2017」に出展し、会場内でのデモ飛行を予定している。
<参照URL>
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/04/17_00.html
●VRで決済から資産管理まで
みずほフィナンシャルグループと富士通株式会社は4月17日、Virtual Reality(以下「VR」)技術を活用した購買体験の向上と購買行動に付帯する金融サービスの提供を目的として、「zSpace端末」を用いた実証実験を開始したと発表した。両社はVR活用により、商品の断面などを立体的に確認することができる新たな購買手法や、購買行動に付帯する金融サービスを体験するデモコンテンツを製作し、VRを活用したサービスの汎用性について仮説検証を行う。
2zSpace端末は富士通が販売するVRプラットフォームで、米国zSpace, Incの卓上型 VRディスプレイの名称。偏光メガネと直感的な操作を実現するスタイラス(操作ペン)を使用するが、酔いにくく長時間作業可能であることが特徴。両社は実証実験で得たノウハウを踏まえ、事業化に向けた開発や各種業務へ横展開する取り組みを進めていく。
製作したデモコンテンツは以下の通りで、みずほ銀行八重洲口支店FinTechコーナーにて、4月17日から同6月30日(予定)まで展示する。
(1)VR仕様のECサイトにおける購買および購買行動に付帯する金融サービス(決済、資産管理等)を体験できる、zSpace端末で動作するデモコンテンツ
(2)上記コンテンツが実現された未来の生活シーンを描いたショートムービー
(実在する商品の情報提供およびECサイトイメージのアドバイザーとしてイセタンサローネ メンズが協力)
<関連動画>
「みずほFGと富士通による VR技術を活用した”身近に金融がある未来”」 (YouTube)
<参照URL>
https://www.mizuho-fg.co.jp/release/20170417release_jp.html
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[2017-04-17]