経済産業省が6月15日に公表した特定サービス産業動態統計調査の2020年4月分によると、クレジットカード業の取扱高のうち、消費者金融業務を除いた「販売信用業務」(クレジットカードショッピング)の取扱高は4兆2,858億2,400万円で、前年同月期に当たる2019年4月時の取扱高5兆1,233億8,900万円と比べるとマイナス16.3%と、大幅な減少を記録した。前年同月比でのマイナスは、先月の2020年3月(マイナス0.5%)に続いて2カ月連続となる。
マイナス16.3%の下げ幅は、過去のクレジットカードショッピングの取扱高推移において歴史的な減少となった、リーマンショック(マイナス2.6%、2009年7月)、東日本大震災(マイナス3.2%、2011年3月)を優に超える数値。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年4月7日に発出された緊急事態宣言の影響が、電子決済業界にも直撃していたことがあらためて浮き彫りになった格好だ。
経済産業省 – 特定サービス産業動態統計調査
https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/index.html