NTTドコモがShowcase Gigに資本参加、d払いミニアプリにモバイルオーダー機能搭載へ

NTTドコモと、モバイルオーダーやOMO(Online merges with Offline)関連のサービスを手掛けるShowcase Gig(ショーケース・ギグ)は12月5日、「d払い」のミニアプリにおける機能拡充と、日本の実店舗領域におけるモバイルオーダーサービス、およびOMOの浸透を目的として、今年11月25日に資本・業務提携契約を締結したと発表した。同日、両社が共同記者発表会を開催し、明らかにした(写真1)。

写真1 左から、NTTドコモ 執行役員プラットフォームビジネス推進部長の前田 義晃氏、Showcase Gig 代表取締役社長の新田 剛史氏

 NTTドコモはショーケース・ギグから10億円の第三者割当増資を引き受けるのに加えて、ショーケース・ギグの既存株主から株式譲受を実施する。出資時期は2019年12月中旬の予定。
 業務面では、ショーケース・ギグが保有する実店舗向けモバイルオーダープラットフォームをd払い(写真2、3)のミニアプリと連携し、加盟店に対してOMOソリューションを提供していく。また、両社連携により加盟店営業活動を実施することでd払いミニアプリの導入を加速するとともに、データを活用した加盟店向けマーケティングソリューションやコンサルティングサービスを提供していきたい考え。
 両社のサービス連携により、NTTドコモではモバイルオーダーに対応したd払いのミニアプリが利用可能な店舗を2020年度中に1万店まで増やしていく目標を掲げている(写真4)

写真2 NTTドコモが2018年4月から提供開始した「d払い」の利用実績。ユーザー数では今年11月に2,000万人を突破している

写真3 d払いのウォレット機能を利用して提供される「d払いミニアプリ」は今年11月末から提供が始まり、すでにJapan Taxi、ドコモバイクシェアが対応済み。今年度中にはローソン、吉野家の参画も予定されている

写真4 12月中旬にNTTドコモがショーケース・ギグへ資本参加し、来春以降にモバイルオーダー対応のミニアプリをリリースしていく計画

写真5 ショーケース・ギグでは、消費者向けに「O:derウォレット」「SelfU」「O:der Kiosk」を、また店舗向けには「O:derプラットフォーム」と、「O:der」ブランドを冠したサービスを提供している

写真6 「O:derプラットフォーム」を導入する店舗の例

 

 

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日々、電子決済サービス関連各社のプレスリリース発表を泳ぎ回り、秀逸なニュースを集めて紹介する電子決済研究所のスタッフ。ほぼ人力のボット。

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