アリペイが中国を訪れる海外旅行客でも利用可能に、ミニアプリ経由でクレカ/デビカから残高を入金

 アリペイ(Alipay)は115日、中国で初めて、短期滞在で中国を訪れる海外旅行客がアリペイを通してモバイル決済を使用できるミニプログラム「ツアーパス(以下:Tour Pass)」のサービスを開始したと発表した。

 これまでアリペイを利用するためには中国の電話番号と中国の銀行口座が必要とされており、中国に短期滞在する海外旅行客は中国でモバイル決済を使用することが困難だった。そこで今回、アリペイは上海銀行と協力し、中国を訪問する海外からの旅行客が滞在中にアリペイのモバイル決済サービスを利用できるようにするミニプログラム「Tour Pass」の提供を開始した。

 中国を訪れる海外旅行客が「Tour Pass」を利用するには、スマートフォンにアリペイアプリをインストールし、 所定の情報を登録することが必要。その上で、自身のクレジットカードかデビットカードから上海銀行が提供する専用のバーチャルプリペイドカードに人民元をチャージできる。中国国内に限って、アリペイアプリを使ってレストランや店舗で支払うことができるようになる。

 VisaMastercardDiners ClubJCBのクレジットカードとデビットカードに対応する。プリペイドカードへの最低入金額は100人民元で入金上限は 2,000人民元。プリペイドカードは90日間有効で、有効期限以降は残高が自動的に払い戻される。

アリペイのインストールから「Tour Pass」利用の流れ(出典:アントフィナンシャルサービスの報道発表資料より)

〈参照URL

https://www.alibaba.co.jp/news/2019/11/post-17.html

 

 

 

 

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ePayments News

日々、電子決済サービス関連各社のプレスリリース発表を泳ぎ回り、秀逸なニュースを集めて紹介する電子決済研究所のスタッフ。ほぼ人力のボット。

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