●バンクペイ正式発表 今秋から
日本電子決済推進機構は4月22日、今秋よりオールバンクのスマホ決済サービス、「Bank Pay(バンクペイ)」を開始すると発表した。Bank Payは、消費者が小売店店頭にてスマートフォンをかざすだけで、メガバンク・地方銀行等をはじめとする最大1,000以上(順次拡大予定)の銀行口座から直接支払いができる。消費者が全金融機関の共通アプリである「Bank Payアプリ」を利用することで、「Bank Pay」に対応している金融機関であればどの口座でも利用可能となる利便性に加え、金融機関ならではの安心・安全が提供されるスマホ決済サービスになるという。
加盟店は、新たなシステムや端末を導入する必要がなく、導入コスト0円から始められる(QRコードステッカーを導入する場合)。ランニングコストも安価に抑える予定で、導入時に1つの金融機関と契約するだけで、消費者個々に合わせた最大1,000行(予定)で利用できる。また、Bank Payの機能を小売企業等に開放し、消費者が普段お使いの飲食店のクーポンアプリやアパレルブランドのショッピングアプリなど企業独自のアプリ内でも、銀行口座からの支払い機能を利用できるようにする。
なお、銀行業界では、横浜銀行(はまPay)や福岡銀行(YOKA!Pay)、ゆうちょ銀行(ゆうちょPay)などが「銀行Pay」による銀行口座直結のスマホ決済サービスを展開・検討しているが、銀行業界として一丸となってキャッシュレス化を進めるために、ネットワークの共用等、「加盟店の相互開放」に向けた検討を開始するという。
<参照URL>
http://www.debitcard.gr.jp/dl/BankPay.pdf