【ニューストピックス〜8月13日】静岡銀セブン系eKYC採用/ほか

●静岡銀セブン系eKYC採用
　静岡銀行とＡＣＳｉＯＮ（以下、「アクシオン」）は8月13日、オンラインサービスにおける不正利用の防止、および、お客の利便性向上を目指して、アクシオンが提供するオンライン本人確認サービス「proost」の採用について合意したと発表した。「proost」は、2018年11月に「犯罪収益移転防止法」の施行規則改定により、オンラインでの本人確認が可能となったことを受け、スマートフォンで撮影した顔画像と本人確認書類の顔写真を照合して本人確認を行うサービス「proost」をアクシオンが開発した。お客の合意のもと取得した本人確認情報（氏名、住所、生年月日、顔写真等）を「proost」にデータとして蓄積する。お客が各種サービスを申し込んだ際、蓄積データとの照合により、なりすましなどの不正利用の防止が可能になるとともに、諸手続きの簡素化など、安全性と利便性の向上が期待できるという。アクシオンは、セブン銀行、電通国際情報サービス（ISID）の合弁会社として2019年7月に設立された。
　静岡銀行では今年6月にアクシオンが提供する不正探知プラットフォーム「Deteckerディテッカー」を採用しており、同サービスとのシステム連携を実施することで、インターネット取引におけるセキュリティ対策の強化を図るとともに、お客が安心して利用できる金融インフラの提供とDX（デジタルトランスフォーメーション）の推進に努めていく。インターネット経由での口座開設において、現在は本人限定受取郵便による本人確認を行うため、手続きの完了まで1～2週間を要しているところだが、「proost」の導入後は不正検知システムと連携した精度の高い本人確認が可能となることから、口座開設までの期間を短縮できる。