
凸版印刷は7月28日、ノルミーと連携し、両社で「手のひら」を使った本人認証機能を実装させた、安全・安心なメタバースサービスの開発を開始すると発表した。ノルミーはスマートフォンのカメラ等で生体認証を行える技術を手掛けるスタートアップ企業で、モバイル生体認証として、世界初のCC(Common Criteria)認証を取得している。同社の技術は静脈認証と掌紋認証の組み合わせによる高いセキュリティ性と、スマートフォンのカメラで認証可能な手軽さをもつ。凸版印刷はノルミーとの協業を通じて、メタバース上に生体認証機能を実装させるシステムの開発を推進する。具体的には、バーチャルイベント会場への入場チケットの用途や、メタバース環境毎のセキュリティレベルにあわせて提供するユーザー認証の方式の一つとして機能開発を行う。これにより、なりすましや乗っ取りなどの不正行為を防ぎ、メタバースのセキュリティ強化を実現するという。