ヤフーは5月19日、デジタルチケット販売サービス「PassMarket」において、顔認証でレジャー施設に入場できる“顔認証チケット”の実証実験を開始したと発表した。「PassMarket」は、小規模なオンラインイベントから遊園地・テーマパークの入場券など、さまざまな電子チケットの販売・購入ができるプラットフォーム。現在「PassMarket」のチケットは、事前にオンラインで購入し、当日はQRコードを読み取って受付・入場する形だが、今回、ムーミンの物語を主題としたテーマパーク「ムーミンバレーパーク(埼玉県)」の協力を得て、“顔認証チケット”の実証実験の実施を決定した。ユーザーは、購入時に顔画像を登録したうえで専用チケットを購入し、当日は受付の認証端末に顔を向けるだけで入場が可能になる。“顔認証チケット”は、通常のチケットより500円引きの価格で販売されている。
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パナソニック システムソリューションズ ジャパンは3月19日、2020年11月に提供開始した顔認証SaaSプラットフォームに入退、チケッティング連携の機能を追加し、名称を新たに“KPASクラウド”として同日より提供開始すると発表した。今回追加した入退機能により、自社入退場システムに顔認証機能を追加したい企業は、専用のアプリケーションを開発する必要がなくなるとともに、システム連携により電気錠やゲートなどの解錠制御を顔認証で行うことが可能となる。また、チケッティング連携機能により、チケットの本人確認システムを提供する企業は、自社で専用のアプリケーションを開発する必要がなくなると同時に、本人確認を顔認証で行う事ができるようになる。なお、顔認証は様々なカメラ付きデバイスでの利用が可能となっており、照合用デバイスアプリはAndroid、iOS対応。Windowsはカスタム対応となっている。
東日本旅客鉄道は2月9日、ECサイト「JRE MALL」と、東北6県で展開する観光型MaaS「TOHOKU MaaS」(トウホクマース)において、2021年4月下旬から地域での飲食や買いもの、アクティビティに利用可能な電子チケットの購入時にJRE POINTが使える新サービスを開始すると発表した。鉄道利用や駅ビルでのお買いものなどで貯めたJRE POINTを電子チケットに交換し、スマホ1台あればキャッシュレスで地域の店舗や商店街などでの買いものに利用することが可能となる。同社は、「えき」から「まち」への新たな人の流れを生み出すこと、各サービスのデジタル接点を通じて地域の魅力を発信することで、地域との連携をより深めていくという。
ウェルネットは3月28日、北海道中央バスと北都交通が運行する札幌市内~新千歳空港線連絡バスの全系統に「スマホ乗車券」を提供拡大すると発表した。ウェルネットが運営する高速バス乗車券の検索・予約・購入ができるスマホアプリ「バスもり!」を使用し、窓口に並ぶことなく、スマホで乗車券を購入することができる。
日本情報通信は10月24日、オープンソースブロックチェーンプラットフォームであるHyperledger Fabricを用いたさまざまな業界に向けたAPIアセットを開発し、第一弾として「チケット業界向けAPIアセット」の提供を同日より開始すると発表した。同社は近年社会問題となっているチケットの高額転売や買い占め、詐欺行為などの問題の早期解決を支援し、チケット販売業務に応じた「個別APIアセット」を開発、提供していく。