ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下、ビザ)は7月18日、Visaデビット発行500万枚記念イベントを東京都内で開催した。会場には、VisaデビットのテレビCMでもおなじみのタレント、上戸彩さんと、日本国内でVisaデビットカードを発行する15社の銀行担当者が登壇し、500万枚達成の喜びを分かち合った。Visaデビットは2006年にスルガ銀行が発行したのを皮切りに、その後も発行銀行が増え、今年4月末までに500万枚を突破するに至ったという。
■非接触IC決済と相性の良いVisaデビット、ビジネスカードにも用途拡大
「Visaデビット500万枚突破おめでとうございます」と、鮮やかな黄色の檸檬柄に彩られた浴衣に身を包んだタレントの上戸 彩さんが、ビザ・ワールドワイド・ジャパン代表取締役の安渕聖司氏に花束を手渡すと、安渕氏は満面の笑顔で「ありがとうございます。Visaデビットを発行する金融機関さまを代表して頂戴したものと思って、ますますの励みにさせていただきます」と応えた。
ビザの安渕氏は、Visaデビットが日本で発行開始されてからの11年間、年間72.7%の成長で推移してきたことを報告し、「個人のお客さまの現金払いが減り、ATMに行く回数が減った」背景にVisaデビットの貢献があるとアピールした。また、このトレンドは日本だけでなく、世界的に見ても取引件数、取引金額のいずれにおいてもデビットカードの利用がクレジットカードを上回る現状を説明。Visaブランドの直近の数字では、デビットカードが56%、クレジットカードは44%になっているという。
ビザでは日常使いに向くVisaデビットの発行と利用を、今後もさらに伸ばしていきたい意向。そのために、①Visaデビットの認知度向上に向けたマーケティングコミュニケーションの拡充、②国際標準規格に準拠する非接触IC決済「Visa payWave(ビザ・ペイウェーブ)」とVisaデビットとの相性の良さを生かして、加盟店整備を含めて取り組む、③個人だけでなく、中小企業や個人事業主の「ビジネスカード」領域にVisaデビットカードを広げる−−の3つの観点から、「発行金融機関の皆さまと一緒に、ビザとしても最大限尽力していきたい」(ビザの安渕代表)とした。
[2017-07-18]