Adyen日本のカントリーマネージャーにジョナサン・エプスタイン氏が就任

「マーチャントが求めることをしっかりとフォローするのが大原則」

 国際ブランドに対応したカード決済のアクワイアリング事業などを手掛けるAdyen(アディエン)は2月16日、オンラインで記者説明会を開き、日本のカントリーマネージャーとして新たにジョナサン・エプスタイン氏(写真1)が就任したことを発表した。
 エプスタイン氏は、ペイパルの日本支社長やマネーツリーの会長をはじめ、30年以上に渡る金融分野での経験を有する人物で、Adyenの入社前は、人材育成・管理のラーニングプラットフォームを提供するコーナーストーン社で日本の代表を務めた。前任のマーテン・ウェッセル氏はアムステルダムのAdyen本社で新たな役職に就く予定。

写真1 Adyen 日本のカントリーマネージャーに就任したジョナサン・エプスタイン氏。記者説明会では日本語でプレゼンした

 エプスタイン氏は今後のビジネスの姿勢として、「マーチャント(加盟店)が求めることをしっかりとフォローしていく。これが大原則」になることを強調した。それらを元に販路の拡大も進めたい考えで、「マーチャントのニーズがあるところ。例えば、国際的なマーチャントが日本で参入したいという局面であれば支援したいし、反対に(国際マーケットに出たいと考える)日本の企業とも関係を構築していきたい」と意気込みを語った。
 また、国内外を含めた競合他社に対する同社の優位性については、「Adyenが真のグローバルプレーヤーである点。これが差別化につながる」と述べた。
 Adyenでアジア太平洋地域社長を務めるウォーレン・ハヤシ氏(写真2)は、「サービスのローカライゼーションを実現していく上で重要なのはチームのローカライズだ。これには時間もかかるし、努力や作業が必要となる。Adyenは国際的な企業だが、どんな国であれローカルで仕事ができなければ成り立たない。日本の文化を理解できていて、かつ、グローバルでも仕事が出来る人間であり、コマースと決済の両方に経験がある彼こそが、日本オフィスのリーダーにふさわしい」と話し、エプスタイン氏のカントリーマネージャー就任への期待をにじませた。

写真2 Adyen アジア太平洋地域社長のウォーレン・ハヤシ氏

世界売上の10%がアジア太平洋地域(APAC)から

 なお、Adyenは2021年に日本でのアクワイアリング機能提供を開始したが、この発表以降、Microsoft、foodpanda、MonotaRO(モノタロウ)、VanMoof、Crown Digital、Breitling、G-Starといった国内外の加盟店でサービス提供を拡大しているところだという。
 2月10日に開示された同社(グローバル)の2021年下期業績は、処理数(Processed volume)が3,000億ユーロ相当で前年同期比72%の増加、売上(Net revenue)は5億5,650万ユーロで前年同期比47%の増加だった(写真3)。特筆すべきは、売上のうち同社が強みを持つヨーロッパなどの地域(EMEA)の比率が下がり、その他の地域からの売上が40%に達したことで、日本を含むアジア太平洋地域(APAC)は全体の約10%を占めるという。

写真3 Adyenの2021年下期業績を含む概況

 

 

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日々、電子決済サービス関連各社のプレスリリース発表を泳ぎ回り、秀逸なニュースを集めて紹介する電子決済研究所のスタッフ。ほぼ人力のボット。

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