●次世代版FIDO 続々国内で
FIDO(ファイド)アライアンスは7月4日、東京都内で記者説明会を開催し、FIDO Japan WG(Working Group: 作業部会)を中心とした日本に関する活動と概況を発表した。主な発表は、以下の通り。(括弧内の日付はそれぞれの発表日)
■「FIDO2」認定製品が国内企業から
日本電気(NEC)、富士通、NRIセキュアテクノロジーズが新たにFIDO2認定を取得したことを発表。NECは同社のFIDOサーバー製品であるNC7000-3A-FSがFIDO2認定を取得した(7月1日)。NRIセキュアは同社のFIDOサーバー製品がFIDO2を含むユニバーサルサーバーの認定を取得したと発表した(7月4日)。これらにより、FIDOサーバー製品でFIDO2認定を取得した国内企業は、ヤフー、KDDI、LINE、ソフト技研、Quado、インターナショナルシステムリサーチ(ISR)を加えた8社となった。
また富士通は、国内のメンバー企業としては初めて、同社の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」で、認証器としてFIDO2認定を取得。同社FIDOソリューション「オンライン生体認証サービス」のオプションとして7月より提供開始すると発表した(7月3日)。
■アンドロイドOS、ウインドウズOSで「FIDO2」認定
Android 7.0以降を搭載し、Google Play開発者サービスを最新バージョンにしているデバイスでは、ユーザーはデバイスに内蔵された指紋センサーなどを利用して、FIDO2プロトコルをサポートするWebサイトで安全なパスワードレスでのアクセスが可能になった(2月25日)。
また、Microsoft Windows HelloがFIDO2認定を取得したことを発表した。Windows 10ユーザーは、集中管理されているパスワードの代わりに、Windows Hello生体認証またはPINを利用することにより、デバイス、アプリ、オンラインサービス、およびネットワークにFIDO認定を受けたセキュリティでアクセスできる(5月6日)。
■国内における商用導入が加速
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズは、同社のシングルサインオン・ID管理サービス「ID Federation」を強化し、新たにFIDO認証に対応した「生体認証メニュー」を開始したことを発表した(2月13日)。
富士通は、テプコシステムズが開発した電柱保守業務を効率化する新システムにFIDO認証を導入し、東京電力パワーグリッドで運用開始されたことを発表した(3月4日)。
ISRは、FIDO認定を取得したセキュリティキーを利用し、FIDO2を活用したクラウド型パスワードレス認証サービスをスタートしたことを発表した(5月24日)。
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