【ニューストピックス〜1月28日】楽天カード決済額 11兆円に/Kyash ポイント還元変更/ライン予防接種の事務を支援/ほか

●楽天カード決済額 11兆円に

　楽天カードは1月28日、2020年度通期（1月～12月）のカードショッピング取扱高が11兆円を超えたことを発表した。会員数は100万人増にかかる期間が過去最短の5カ月を維持しており、2020年11月に2,100万人を突破した。詳細な計数については、2021年2月12日に予定している楽天株式会社の2020年度通期および第4四半期決算発表にて開示する。

　楽天カードのショッピング取扱高は、会員数が順調に増加したことに加え、楽天市場をはじめとするEC利用の増加や、非接触需要の高まりによるキャッシュレス化の流れにより、日常の買い物にも利用されるようになった結果、2020年度通期で11兆円を超え、前期比で20%を超える成長を果たしたという。同社は今後もクレジットカードのサービスや機能を拡充し、金融サービスをより便利で使いやすく身近な存在にすることで、さらなる顧客満足度の向上を図っていく。

（出典：楽天カードの報道発表資料より）

＜参照URL＞

https://www.rakuten-card.co.jp/corporate/press_release/20210128/

●Kyash ポイント還元変更

　Kyashは1月28日、2月10日に実施する同社のシステムアップデート以降、決済金額に応じて付与されるポイントの還元率および上限を変更すると発表した。本人確認の必要な「Kyash Card」へクレジットカードやデビットカードで入金した場合、還元率は0.2％・付与上限100ポイントとなる（変更前の還元率は1.0％・付与上限500ポイント）。銀行口座やコンビニから入金した場合の還元率は1.0％・付与上限1200ポイントで変更されない。

　他に、2月4日以降、銀行口座からの指定日自動入金を提供開始するほか、ゆうちょ銀行との接続再開および住信SBIネット銀行との接続も開始する。

Kyashポイントの月間還元率と上限（出典：Kyashの発表資料より）

＜参照URL＞

https://kyash.co/information/20210128

●ライン予防接種の事務を支援
　LINEは1月28日、今後全国の市町村において実施される新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に関し、住民からのワクチン接種予約をコミュニケーションアプリ「LINE」で完結できるようシステムを提供すると発表した。具体的な仕様は導入自治体および開発会社により異なるが、自治体のLINE公式アカウントを通じ、自治体から通知される接種券の券番号等を入力することで、ワクチン接種の会場や日時等を予約・変更することが可能となる。また、新型コロナウイルスおよびワクチン関連情報へのアクセスや、チャットボットにより、よくある質問への回答も同アカウントから可能となる。同システムは現在、神奈川県寒川町、和歌山県紀の川市など全国約100の自治体にて既に導入が決定・検討されている。

　なお、LINEは上述のシステムだけでなく、AIソリューション「LINE CLOVA」を用いた電話対応の自動化や、文字認識技術「CLOVA OCR」を用いた接種券の使用可否の見分け・予診表に記入された手書き文字のデータ化、オンライン本人確認「LINE eKYC」による接種会場での受付、なども含めて行政を支援していくという。