●日銀 決済サービスの課金考察
日本銀行は2月10日、定期的に刊行している決済システムレポートの別冊として、「銀行の決済サービスの課金体系に関する考察」と題したレポートをホームページを通じて一般公開した。無料でダウンロードが可能。
その要旨は、「銀行の決済サービスは、多くの経済主体の活動に必要不可欠な社会インフラとしての側面を持つ。このため、決済サービスの課金体系を考察する際には、銀行にとっての採算性という視点だけではなく、社会全体の経済厚生にどのような影響が及ぶかという視点をあわせもつことが重要である」と始まる。
その上で、日本では「口座維持手数料という基本料金を顧客から徴収しない」「顧客が決済サービスの利用の都度、手数料を課す個別課金制を採用する銀行が多い」のに対して、欧米では、「顧客が口座維持手数料を月々支払えば、あとは振込手数料を払わずに何度でも送金できる定額課金制や、口座維持手数料と振込の都度払い手数料を組み合わせた二部料金制を採用する銀行が多い」と比較・分析している。
<参照URL>
https://www.boj.or.jp/research/brp/psr/psrb200210.htm/
●4大電マネで共通マイル実験
フェリカネットワークスは、Android搭載スマートフォン端末向けに提供中のアプリ「ラッキータッチ」を2月12日にリニューアルし、アプリ名称を「おサイフライフ+(プラス)」に変更する。サービス内容は従来と変わらず、ラッキータッチのゲームを楽しめると共に、電子マネーやポイントが貯まるサービスを強化するという。
また、4月1日から6月30日まで3カ月間の予定で、「電子マネーを利用するとたまり、電子マネーに交換できる」新しいマイルとして「おサイフマイル」のトライアルキャンペーンを実施する。トライアルの募集人数は最大1万名で、2月12日から3月10日までの期間、参加者を募集する。「おサイフマイル」の対象となる電子マネーは「楽天Edy」、「nanaco」、「Suica」、「WAON」の4種類。
<参照URL>
おサイフマイルトライアルキャンペーン| おサイフライフ+(プラス)
ラッキータッチアプリ リニューアルのお知らせ | フェリカネットワークス
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