●福井で分散型ID活用の取組
Digital Platformer(以下「DP」)は1月19日、福井県の「サービス連携基盤」における分散型ID「MyDID」の提供、および35万人規模の自治体にてカーシェアの実証実験、また飲食のイベントにおいてのスマートフォンでの「MyDID」利用時における本人確認ID発行のため、Liquid、およびサイバートラストと連携しサービス提供すると発表した。
DPは、地方自治体を対象としたデジタル通貨・DID(Decentralized Identifier :世界標準規格の分散型ID)発行SaaSプラットフォーム「LITA(リタ)」の提供をメインの事業として活動しているスタートアップ。今回の福井県等の取り組みにおいては、DPが提供する分散型ID「MyDID」を利用し、スマートフォンアプリ上で本人確認済みIDの発行及びOIDC(OpenID Connect)規格に基づいたID連携を行う。
その際の本人確認には、Liquid が提供する本人確認サービス「LIQUID eKYC」のワ方式、およびホ方式を採用する。ワ方式はマイナンバーカードを活用した公的個人認証を行うため、主務大臣認定のプラットフォーム事業者であるサイバートラストが提供する「iTrust 本人確認サービス」と連携し、マイナンバーカードのICチップに格納されている基本4情報から本人認証を行う。
今回、福井県等で提供する「MyDID」は、ブロックチェーン技術を採用した分散型IDで、なおかつeKYCを通し本人認証をするものであり、商用として実装されるのは国内初としている。三社はマイナンバーカードによる公的個人認証を活用した本人確認で、よりセキュアなサービス提供を目指すという。
<参照URL>
https://digitalplatformer.co.jp/20230119001-2/
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