【ニューストピックス～4月6日】動的価格のスマホ通知特許権/ほか

●動的価格のスマホ通知特許権
　トランザクション・メディア・ネットワークスは4月6日、商品の適切な価格をシステムが決定し、その時点の販売価格をスマートフォンによって顧客に伝える仕組みに関する特許権（特許番号: 特許第6896805号）を譲受したと発表した。この特許に基づくシステムを活用することで、当日の販売状況に応じて、販売期限までにいつ、どの商品を、どの程度割引すると良いかAIが判断し、売上粗利を改善できるという。システムを導入した店舗は、廃棄ロスの削減や値下げシール貼付の作業負荷解消、製造時間ごとの販売状況の把握による製造計画の改善が図れる。また、店舗顧客は、自身のスマートフォンでバーコードをスキャンすることでその時点の商品価格を把握でき、買物の不満解消(店員の割引シールを貼る作業を待つ必要がなくなる）や、店舗に対する信頼醸成（シール貼り漏れ等による不公平感を持たれなくなる）に繋がるとしている。

なお、価格の最適設定・適用方法は以下のとおり。
（１）顧客のスマートフォンで商品のインストアバーコードをスキャンすると、即座にその時点の価格が表示される。
（２）価格情報はインストアバーコードには含まれず、ストアコンピュータがその商品の販売状況と販売期限、現在日時を比較して価格を調整し、スマートフォンに伝達する。
（３）AIが店舗の目標や利益目標を達成できるよう、天候や競合店情報などの外部データも取り込みつつ適正な価格を算定する。