【関連各社の発表ニューストピックス～2月16日】FIDOの生体認証でIoT/ほか

[関連各社の発表ニューストピックス～2月16日]

●FIDOの生体認証でIoT

富士通研究所はスマホが備える生体認証機能と近距離無線機能を活用して、IoT機器を介したクラウドサービスを利用できる技術を開発した。開発した技術では利用者がIoT機器を利用する際にまず、利用者のスマホとIoT機器を物理的に接近させることで、スマホのソフトウェアとIoT機器上のソフトウェアそれぞれが秘密情報を相互に交換し、ユーザーの手間なく、スマホとIoT機器の間に一時的にセキュアーな通信経路を生成する。次に利用者がスマホ上の生体認証機能により認証を行うとこの一時的にセキュアーな通信経路を通じて、FIDOプロトコルによりスマホ上での生体認証結果と本人が機器の前にいることの証明書をクラウドサービスに送信する。クラウドサービスは、これらの情報から本人確認と本人が機器の前にいることを同時に検証することでIoT機器の利用者認証を行い、IoT機器を通じて利用者にサービスを提供する。

なお、今回開発した技術には生体情報をスマホの外に出さずにクラウド上のサービス利用者の生体認証を実現するFIDO技術を応用している。

※本技術は2017年3月7日（火）～10日（金）に開催される第33回流通情報システム総合展「リテールテックJAPAN 2017」に出展される予定。