六本木ヒルズとMasterCardは11月30日(土)〜12月25日(水)の期間、六本木ヒルズで開催される「クリスマスマーケット2013」において、東日本大震災遺児を支援するためのチャリティプログラムを実施している。クリスマスマーケットの開催前日に当たる29日に、オープニングセレモニーと記者説明会が行われた。
期間中、六本木ヒルズ内の対象店舗およびクリスマスマーケットでMasterCardカードを使って食事や買い物をすると、支払いの一部が「柿・桃育英会 東日本大震災遺児育英資金」に寄付され、震災で保護者を失った子どもたちの支援に使われる。MasterCardが同プログラムを実施するのは今年で4回目。
クリスマスマーケットの店舗では、現金、各種クレジットカードのほか、MasterCardの非接触決済サービス「MasterCard PayPass」にも対応しており、PayPass機能のついたカードや携帯電話を端末にかざすだけで簡単に支払いできる。PayPassを利用できる非接触決済端末は、今後3年間で日本全国に最大約41万台設置される計画である。
さらに、今年は期間中にMasterCardジャパンのFacebookファンページにて、クリスマスマーケットに関する投稿に「いいね!」をすると、1回の「いいね!」につき100円がMasterCardから桃・柿育英会東日本大震災遺児育英基金に追加で寄付される。
東日本大震災から3年、MasterCard日本地区社長のロバート・R・ルートン氏は、「このプログラムを通して、私たちは東北を忘れていないというメッセージを六本木ヒルズから世界中に届けたい」と話した。
MasterCard Worldwide日本地区社長 ロバート・R・ルートン氏
昨年、一昨年の「クリスマスマーケット2011・2012」では各年で総額200万円、合わせて400万円の寄付が集まった。寄付を通してMasterCardカード会員と地域社会支援を結びつけることが同プログラムの目的である。
記者説明会では、クリスマスマーケットについての街頭インタビュー動画が紹介され、 「カードを使って寄付することができるのならば積極的にカードを使いたい」、「クリスマスという人に何かをプレゼントするチャリティ精神に沿っていて、共感できるプログラムだ」「毎年の積み重ねは大切だと思う。東日本大震災を語り継ぐ機会になる、息の長いプログラムになってほしい」など、このプログラムに好印象を持つ人が多くいることを伝える内容となっていた。
なお、同チャリティプログラムは、MasterCardが推進するカード会員参加型のCSR活動「Purchase with Purpose-MasterCardでのお買い物が寄付になる-」(パーチェス・ウィズ・パーパス)の一環として実施されており、MasterCardカード会員なら誰でも容易に参加できる(MasterCardカードを持たない人でもFacebookを通じた寄付には参加可能)。
桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英資金実行委員長安藤忠雄氏による挨拶
■ 取材を終えて
クリスマスマーケットは、昨年に引き続きその名の通りクリスマス一色。サンタにホットチョコレート、ドイツビールにホットワインと、日本にいながらドイツに訪れたかのような雰囲気でした。華やかな装飾や甘い香りに包まれて、大切な人との大切な時間をクリスマスマーケットで過ごしてみてはいかかでしょうか?(田中)