【書評】特集『新・お金の、答え。』「BRUTUS(ブルータス)」2018年6/1号No.870(マガジンハウス、2018年5月15日発売)

ブルータス、お前もか。

 巷で話題のキャッシュレスブームにお金の匂いを嗅ぎつけたか、はたまた佐藤航陽さんの「お金2.0」重版出来にあやかったか、このところお金を特集テーマにする雑誌をちょくちょく見掛ける。そんな中でもこのブルータスは決定版といえそうだ。

 本誌に登場する皆さんを紹介します。それだけでもう、他に何の解説もいらないだろう。

佐俣奈緒子
大槻奈那
伊藤直樹
山口揚平
影山知明
楠 正憲
荻上チキ
村田沙耶香
髙城晶平(cero)
本 秀康
石塚元太良
島田雅彦
甲田幹夫
しまおまほ
岩下直行
和田尚久
赤瀬川原平

 Book in Bookとして綴じ込み附録になってる「未来のお金のつくり方。」(監修:泉 正人)も、「お金の歴史年表」なんて手元に置いておきたい好企画で、コスパ最高。こういうのはKindle版ではなかなか味わえない感触なので、ぜひ書店で手に取ってほしい。
 個人的には「お金と貯金箱」のコーナーが、自称・ガジェット好きとしてビジュアルにグッときた。

 念のため立ち読みして内容確認とか、要りませんので。
 出版業界を助けるためにも、あなたのお買い上げを、ぜひ!

 

About Author

多田羅 政和 / Masakazu Tatara

電子決済マガジン編集長。新しい電子決済サービスが登場すると自分で試してみたくなるタイプ。日々の支払いではできるだけ現金を使わないように心掛けています。

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