●ヤマト 効率化にRFID活用
ヤマトホールディングス傘下のヤマトグループ総合研究所は、現在社会的課題となっているトラック納品時に発生している長時間の待機時間を短縮するため、RFID技術を活用した納品業務と車両予約システムなどを連動した新たなスキームを開発したと発表した。実用化に向け、ライオンとの実証実験を7月3日より開始する。
今回開発したスキームは、発送元・ドライバー・納品先が携帯端末で相互に入庫スケジュールの確認や連絡ができるアプリを活用することで、事前に納品時刻や納品口の予約が可能になるというもの。発送元と納品先の双方の拠点において、RFIDを活用した入出庫検品を行い、出庫作業時に、RFIDタグが添付されたパレット、商品、トラック情報を紐付けたASNデータ(事前出庫明細データ)を作成し事前に納品先に送ることで、納品先ではRFIDタグの読み取りのみで検品作業が完了する。さらに、ASNデータを事前に納品先に送ることで、どのトラックを優先的に納品させるかといった車両の入庫スケジュールの調整が可能になるという。
<参照URL>
http://www.yamato-hd.co.jp/news/h29/h29_28_01news.html
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[2017-06-29]