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レポート
やっぱり決済端末が好き-1.0(後編) 〜 無人販売・省人化を後押しする決済端末も。思わず唸ってしまうこの画面ギミックに刮目せよ

全3回に渡ってお送りしてきた『リテールテックJAPAN 2024』会場レポートも最終回。後編ではソリマチ技研、Castles Technology、Newland Payment Technology、ネットスターズの展示から紹介する。筆者が思わず2度見してしまった画期的な決済処理画面も、動画で掲載しているのでご注目いただきたい。

最新News 品川駅展開イメージ(出典:TOUCH TO GOの報道発表資料より)
【ニューストピックス~1月17日】AI無人決済店舗 棚1本から/ほか
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TOUCH TO GOは1月17日、広い業態でAI無人決済店舗システムの導入が可能となる「TTG-SENSE SHELF」を開発したと発表した。同製品は、商品棚1本から展開が可能で、雑貨、化粧品、アパレル、箱菓子など、従来の自販機では難しかった商材に適している。また、お客の導線や行動が解析可能なAI分析基盤を備えており、駅、空港、商業施設のデッドスペースに出店することで、広告的価値や出店の可能性を向上させることが期待されている。さらに、お客が自ら商品をスキャンすることなく取得した商品が自動でレジに表示されるため、安心でクイックな購買体験が実現される。このほか、現金を含めた多様な決済手段が提供され、売上の最大化に貢献するという。

最新News 店舗の様子(出典:東芝テックおよびTOUCH TO GOの報道発表資料より)
【ニューストピックス~8月4日】テックとTTG 蓼科に無人店/ほか
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東芝テックおよびTOUCH TO GO(TTG)は8月4日、無人決済店舗システム「TTG-SENSE MICRO(ティーティージー センス マイクロ)」が、食品スーパーマーケットの運営を行うデリシアグループのエネオス蓼科サービスステーションに同日より導入されたと発表した。「TTG-SENSE MICRO」の特長は、商品スキャン不要かつ完全非対面決済を提供することで、利便性向上とオペレーションコスト削減が可能となる。また、アプリのダウンロードが不要で、現金・交通系ICカード・クレジットカード・バーコード決済が利用可能となる。さらに、コールセンターや遠隔モニタリングサービスを含む店舗運営のサポートも提供される。両社はデリシアグループの運営のもと、効率的な店舗運営と地域住民・観光客へのサービス向上に取り組んでいくという。

最新News TTGの無人決済を導入した西麻布店の外観(左)、内観(右)(出典:TOUCH TO GOの報道発表資料より)
【ニューストピックス~3月20日】シャトレーゼ  無人決済を導入/民間事業者向け本人確認手引/ほか
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TOUCH TO GOは3月20日、同社の無人決済システムがシャトレーゼ西麻布店に導入され、同25日に同店が「24時間無人販売店舗」としてリニューアルオープンされると発表した。菓子業界初の無人決済システム導入になるという。天井に設置された複数のカメラなどの情報から、入店したお客が手に取った商品をリアルタイムに認識する。また、出口付近の決済端末のディスプレイ表示された購入商品の明細と合計金額を確認し、決済をするだけで買い物が完了する。なお、11:00~20:00は有人での販売も行われる。

最新News CAINZ Mobile Storeの外観イメージ(出典:カインズの報道発表資料より)
【ニューストピックス~8月16日】カインズ 9月から無人店実験/ほか
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カインズは8月16日、デジタル技術を活用し、レジを通らずに買い物が可能な店舗「CAINZ Mobile Store」をカインズ本社1階ロビーに設置し、2022年9月1日(木)より実証実験を開始すると発表した。同店舗面積は15.5㎡で、カインズオリジナル商品を中心に約200アイテムを取り扱う。利用の際は入り口にあるゲートに専用アプリのQRコードをかざして入店し、買い物後、店舗出口から出ると決済が完了する。 店内上部に設置されたカメラがお客の動きを認識し、手に取った商品を判断、入店時に読み取らせたアプリで自動的に決済される仕組みとなっている。

最新News ファミリーマート川越西郵便局/S店(出典:ファミリーマートの報道発表資料より)
【ニューストピックス~10月29日】郵便局にファミマ省人化店舗/ほか
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ファミリーマートと日本郵便は10月29日、両者の経営資源を効果的に活用した新たな取り組みとして、郵便局への無人決済システムを活用したファミリーマート省人化店舗の出店を開始したと発表した。川越西郵便局(埼玉県川越市小室22-1)にTOUCH TO GOが開発した省人化店舗を設置し、約350種類の品目の取り扱いを始める。郵便局の窓口営業時間外も購入が可能で(平日9:00~21:00、土曜日9:00~18:00、日曜日・休日9:00~18:00)、決済手段は交通系電子マネー、クレジットカード、現金に対応している。また、店内にはゲート・ワンが運営するデジタルサイネージを導入し、エンタメ情報やアート、ニュース、地域情報等様々なコンテンツを放映する。なお、今回出店したファミリーマート川越西郵便局/S店は、TOUCH TO GOが新たに開発した小型モジュールのファミリーマートにおける実用化第1号店舗となる。

最新News バス乗車口に設置されたAIZE Biz+(出典:トリプルアイズと岐阜市役所、岐阜ダイハツ販売、パナソニック カーエレクトロニクス、Facetyの報道発表資料より)
【ニューストピックス~10月22日】無人バスで顔認証決済の実験/ほか
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トリプルアイズと岐阜市役所、岐阜ダイハツ販売、パナソニック カーエレクトロニクス、Facetyの5社は10月22日、岐阜市が行う地域先進モビリティシステムを構築する地域活性化事業において、顔認証AIを用いた自動運転バスでのキャッシュレス決済の実証実験を開始すると発表した。顔認証AIエンジンには、トリプルアイズの画像認識プラットフォーム・AIZE(アイズ)を採用した。実験参加者は事前にiPad等のカメラで顔画像を撮影しAIZEに登録。バス据え付けのタブレットで顔認証をすると、撮影された画像がクラウド上のAIZEで解析され本人確認される。事前登録された人物の場合は「ご乗車ありがとうございます」というメッセージとともに運賃が画面上に表示される。これにより顔認証による決済が行われたことが確認できる。また顔認証と同時に検温も行うことで、バス内の感染症対策にも寄与する。

最新News (出典:TOUCH TO GO、 三菱商事エネルギー、タツノの報道発表資料より)
【ニューストピックス~7月19日】GSに無人コンビニ 全国展開/ほか
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TOUCH TO GO、 三菱商事エネルギー、タツノの3社は7月19日、全国のサービスステーション(以下SS)内に、無人決済店舗を設置することを目的とした業務提携契約を締結したと発表した。SSのセールスルーム内に、気軽に買い物できる小型の無人決済店舗を設置、食品や飲料、生活用品を販売する。同時に、全国のSSに食品等の供給機能を兼ね備えた店舗網の構築を目指していく。まずは2021年9月に千葉県千葉市の大型トラック向けの大規模SSに、国内で初めて実証実験店舗の1号店をオープンする。

最新News 西部ガス情報システムのオフィス導入時の様子(出典:イオン九州の報道発表資料より)
【ニューストピックス~5月14日】イオン九州 社内向け無人売店/ほか
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イオン九州は5月14日、オフィスに居ながらキャッシュレス決済で買物ができる無人店舗サービス『スマートNICO』を開始したと発表した。4月30日に西部ガス情報システム(福岡県福岡市)にてサービス提供を開始し、5月24日には九電工(福岡県福岡市)にてサービス提供を開始予定としている。『スマートNICO』は、オフィスに設置し、お菓子やカップ麺・飲料・文房具などを手軽に買物ができる「一番近くて便利なお店」。外出にかかる時間や天候を気にせず、好きな時間に買うことができる。専用棚とセルフレジを設置した現金管理を行わないキャッシュレス店舗なので、約1坪から設置可能。また売上金額の0.1%をオフィスのある地域の自治体を通じて寄付する仕組みになっており、地域に貢献できる。なお、セルフレジの決済手段は交通系電子マネーとPayPayに対応している。

最新News
【ニューストピックス〜4月16日】レジゴー スマホアプリ版追加/マイナIC読取って本人確認/ほか
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イオンリテールは4月16日、4月22日から“レジに並ばない”お買物スタイル「どこでもレジレジゴー(以下、「レジゴー」)」のiOS版アプリを実装すると発表した(Android版アプリの配信は5月下旬を予定)。同社は2020年3月に、“レジに並ばない”“レジ待ち時間なし”を可能とする新たな買物システム「レジゴー」を本格展開し、お客自身が貸出用の専用スマートフォンで商品のバーコードをスキャンし専用レジで会計する“新しいお買物スタイル”を提案してきた。また、「レジゴー」をさらに安全・安心に使えるよう、指を近づけるだけで操作ができる「非接触パネル(非接触センサーを取り付けた会計パネル)」の導入も進めている。4月16日にグランドオープンとなる「イオンスタイル千葉みなと」で初めて本格的に導入し、既存の店舗においても順次、非接触に対応した仕様に切り替えていく(レジゴー専用精算機から導入)。

関連書籍
「人生に必要なセルフレジのことはすべて幼稚園の付録で学んだ」、東芝テックがコラボしたセルフレジふろくの使い勝手を動画で見る

まさかの発想により、紙の工作付録として「セブン銀行ATM」のキットを発売したことで話題を呼んだ小学館の幼年児向け雑誌「幼稚園」。その新年度5月号の付録は、なんと「セルフレジ」。今回は東芝テックとのコラボにより、またしても完成度の高さを見せつけている。

レポート
もっと・やっぱり決済端末が好き〜うっかり見逃した方への「リテールテックJAPAN 2021」レポート

昨年はコロナ禍で会期直前に中止を余儀なくされた「リテールテックJAPAN」が、3月9日〜12日の4日間の日程で2年ぶりに開催された。イベントや講演会が軒並みオンラインに移行する中で、決済端末の実機に触れる機会は激減する一方の毎日。感染防止の観点から、「触らない・接触しない決済」の提案が幅広く行われていた展示会場から、やっぱり実機に触れたくて仕方がない筆者がレポートする。

最新News 出口のディスプレイで購入商品を確認して決済する様子(出典:ファミリーマートおよびTOUCH TO GOの報道発表資料より)
【ニューストピックス〜3月9日】ファミマ 無人決済実用化店舗/ほか
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ファミリーマートと無人決済システムの開発を進めるTOUCH(タッチ) TO(トゥ) GO(ゴー)(以下、TTG)は3月9日、TTGが開発した無人決済システムを活用した実用化店舗として「ファミマ!!サピアタワー/S店」(住所:東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー1階)を2021年3月31日に開店すると発表した。新店舗では、TTGの無人決済システムが、設置されたカメラなどの情報から、入店したお客とお客が手に取った商品をリアルタイムに認識する。また、支払いは、お客が出口付近の決済エリアに立つと、ディスプレイに購入商品と金額が表示され、電子マネー等にて、スピーディに買い物をすることができる。

最新News
【ニューストピックス〜11月18日】スキー場も無人注文決済端末/楽天 横須賀で無人配送を推進/ほか
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TOUCH TO GOは11月18日、本年11月25日にJR東日本フーズが運営するハンバーガーショップ「R・ベッカーズ 田町店」、12月12日にガーラ湯沢が運営する「GALA湯沢スキー場」にて、新プロダクト次世代無人オーダー決済端末「TTG-MONSTAR」を導入することを発表した。「TTG-MONSTAR」を活用し、「R・ベッカーズ」では商品の注文から決済までを、お客と従業員が対面することなく無人にて実現する。また、「GALA湯沢スキー場」では、スキー用品のレンタル時の申し込みから決済までを、お客と従業員が対面することなく無人にて実現する。

最新News
【ニューストピックス〜12月26日】通り抜けで貸出完了の図書館/ほか
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和歌山県有田川町と富士通マーケティングは12月26日、スマート図書館の実現に向け、ICタグを活用した「ウォークスルー型図書自動貸出システム」を構築し、2020年1月7日より運用を開始すると発表した。同システムは、利用者が利用者カードと図書を持って、施設に設置されたICタグ読取ゲートを通過するだけで貸出手続きを完了させるもの。読取ゲートは、高い認識率を実現させるため、実証実験を重ねオリジナルで制作した。自動返却ポストと組合せることで、利用者の利便性向上と図書施設運営の効率化を目指す。

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