【ニューストピックス～7月24日】クラウド会計フリーのクレカ/NTTコムもeSIM実験中/ほか

●クラウド会計フリーのクレカ
ライフカードは、クラウド会計ソフト「freee」を提供する freeeと提携し、事業主向けの提携クレジットカード「freee カード」の募集を7月24日より開始する。

年会費は無料で、最大で 50 枚まで従業員カードの発行に対応しており、従業員カード 1 枚ごとに限度額の設定が可能。さらには「クラウド会計ソフト freee」と一緒に活用することで、バックオフィス業務の効率化が図れる。また、従業員カード 3 枚までであれば、入会申込時、原則として決算書や登記事項証明書の提出は不要であり、創業や法人設立直後の事業主でも安心して申込むことができるその他、会員特典として、ETC カードの無料発行や弁護士・税理士・社労士への相談無料サービスが付帯されており、事業主のビジネスをサポートする。

カード発行開始は9月20日を予定しており、今後、「クラウド会計ソフト freee」の会計データをカード発行時の審査に取り込んでいく見込み。

「freee カード」の券面デザイン（出典：freeeのWebページより）

＜参照URL＞
http://www.lifecard.co.jp/news/company/press/pdf/290724.pdf
https://www.freee.co.jp/card

●NTTコムもeSIM実験中
NTTコミュニケーションズは、2017年7月より、日本のMVNOとして初となるeSIMの実証実験を開始した。SIMカードの通信プロファイル(携帯電話事業者、電話番号、契約内容などの情報)を遠隔から書き換えられる環境を香港のモバイル通信基盤上に構築し、IoTにおける活用やコンシューマー(一般消費者)の利用を想定した実証実験を、日本および香港で行う。国際的な業界団体GSMAの規格に準拠したeSIMの実証実験は、日本のMVNOとして初の試みとなる。

M2Mモデルの実証実験では、あらかじめeSIMを組み込んだデバイスに対し、SIMを管理するサブスクリプションマネージャーから通信プロファイルの書き換えを指示する。無線通信を使って遠隔で通信プロファイルをダウンロードさせるほか、通信プロファイルの切り替え、無効化、有効化、削除といったオペレーションを行う。例えば、グローバルで利用するIoT機器にeSIMを組み込み、海外に出荷した後に遠隔で通信を有効化し、さらに運用中に通信プロファイルを切り替えることなどを想定し、ビジネスプロセスが問題なく実施できるかどうかを確認する。

また、コンシューマーモデルの実証実験では、eSIMを組み込んだデバイスから通信キャリア・プランを選択して、通信プロファイルをダウンロードし通信を有効化するオペレーションを検証する。例えば、スマートウォッチやモバイルパソコンなどのデバイスにeSIMを組み込み、エンドユーザーが任意のタイミングで通信キャリアと契約して利用開始することを想定したプロセスを確認する。